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そこで考えたのが、スマホを使うということです。ナビも可能なかぎり最新のもの(2017年が可能な最終と言われました)にしたのですが、ベンツのナビはそれで慣れてしまった日本の感覚には合わない部分があります。そこでスマホで補うことにしています。ゆえにスマホフォルダーを設置してあり、それをもってディスプレイとすればよいと。問題は配線です。そこは当然ワイヤレス。ということで、いろいろ調べました。そこでわかったことは、スマホとバックカメラとの連携は「五秒程度で可能」とのこと。さてさて、後退しようと思って五秒待つのは、、、、、。ということでワイヤレスは止めました。
CLのディスプレイには、さまざまな情報が示されます。その一つに、外部入力があり、そのためのRCA端子が室内にありました。要するに、外部のDVDプレーヤーに接続し、そのプログラムないし映像を視聴することができるというものでした。であるならば、そこに繋げばよいと思いつきました。ということでバックカメラのみを購入し、室内にきているRCA端子にカメラを繋ぐことに。
◆ようやく--->一喜
画像が映ります。とてもクリアです。車幅などを示すガイドはでませんが、これなら安心して見ることができます。ただし、バックギアには連動しません。でも、その程度の「手間」は厭いません。カメラから室内までの配線引き回しは業者にお願いしました。三時間以上かかりました。ちなみに、バックカメラを見やすくするためにバックランプのLED化も目論んだのですが、それもとても大変なようです。かつてW201や202に乗っていたときには、バルブの交換なんて、簡単にパットできるモジュールタイプのランプユニットでした。さすがベンツ、なんたるメンテのしやすさと感嘆したものです。いまや新しい私のベンツはワイパーもアームと一体型、なんと最新のベンツには、オイルゲージすらないそうですね。私のような爺には理解不能な「合理性」です。
話を戻します。
さて、感激の瞬間です。シフトをバックにいれると、当然既設のバックカメラが後を映します。そこで二回タッチすると、きちんと新しいカメラによる映像が映ります。嬉しかった! 業者に御礼をいって帰ってもらいました(自宅に取り付けに来てくれたのでした)。その日は、もう暗く、嬉しいまま寝ることにしました。
◆しかし--->一憂
翌日、外出します。スタート前に確認すると、すっきり、くっきりの画像です。充分満足。。。。ということで外出、そして満を持して後退に。。。。よく映ります。。。1秒後「運転中は音声のみでお楽しみください」とのメッセージの表示!!!画像は消えました。。。そうですよね。バックカメラは画像情報ですから。。。。それでも止まる度に画像が瞬時に出ます。また既存のカメラ画像もあります。ということで、これまでとの差は歴然としています。だから、それでもよいと思うことに、、、でも、、、でも、、、、でも、、、、、。
ということでビデオキャンセラーを探すことになりました。W216は、なかなかありません。DVDでプログラムを書き換えてくれるものがアマゾンで出ているのですが、製造元に訊いたところW216は対応がないとのこと。希少価値のある車というより絶滅危惧種かもしれないという暗澹たる気持ちに。でもようやく回線に挟み込むものを探し、それも先の業者に付けてもらいました。
◆完成⇒顛末
これでようやく「バック」ができるようになりました。しかし、途中で一つ気づいたことがありました。つまりバックカメラが見えないとき、あるいは最低限の補助的効果しか得られなかったとき、私は目視と左右ドアミラーを駆使(!)してに後退していたのでした。つまり、バックカメラなどなかった時代は(いまは義務化されているようですが)、そんなものなくても普通(!)に後退していたのです。それを思い出しました。こんなに苦労して備え付けたバックカメラですが、考えて見ればそれだけの話です。今風の車についていけないとぼやく爺が、なんとまさに今風にどっぷりと浸かっていたのでした。
ということで気を取り直して、318tiのマニュアルで走ってきました。E46はエレキ部品は使っているものの、まだまだアナログです。手に、足に脚に、腰に、そして頭にもダイレクトに効きます。手放そうかなとも思ったのですが、私にとつて(目下可能な)原点です。忘れたものを取り戻すために、取っておこうかと。そう思い直しました。ただし、この「原点」にもバックカメラは付いています。お粗末!。
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