| ▼ HIJさん
私が最も興味があるところレポートしてくださり
ありがとうございます。
2010年式のセダンとクーペ
走行距離は少なく タイヤの状態がセダンは良くなかった
その比較だそうですが ベンツを経験されている方なら
HIJさんのインプレからある程度想像出来る違いだと思います。
ずっと金属バネのSクラスに接してきた私が 初めてABCを
経験したのは W220のS600L で衝撃を受けました。
(縦目ベンツではエアサスとの違いを幾度も確認しました)
W140からW220のV12通しで感じた高速道路での圧倒的な
乗り心地のよさと安定感の違いは今でも鮮明に記憶されて
います。
東北自動車道の仙台の手前の最高速度80km/hのルート
色々な車で走ったのでよく分かりました。
家族はW140のゴージャス感が印象的だったみたいですが
乗り心地はW220のABCが上だったようです。
また仕事関係の方によりW220はS420やS350等色々と
経験しています。
そこから感じることは
ベンツ社は
・セダンとクーペの設定を40年前から同様に差別化している
・金属バネ エアサス ABC 全て同じ傾向の乗り味である
ここが足回りオタクの私を惹きつけるところです。
車が変わってガラッと乗り味が変わることが少ないイメージ。
セダンはセダンらしく鷹揚な上下動を揺るし
クーペは全てがスポーティで硬め早めに設定されている。
エアサスとABCは構造が全く違いますので
乗り味を厳密に調べるのであれば セダンどおしで
比較するのがより個性が分かると思います。
それでセダンでのエアサスとABCを比較して私は
・エアサス ゴムまり
・ABC お餅
この様に感じました。 それをHIJさんは
>前者がパンパンに空気の入った浮き輪だとすると、後者はウォーターベッドのような感じです
この様に表現されています。ほぼ同じ感覚でしょうか。
減衰力がメカニカルなショックアブソーバーが主役のエアサスに対し
ABCは車高から減衰力をアクティブに調整し それもストローク
中に変更できる可能性があって制御の細やかさが全然違う
と思います。
(最新のエアサスは減衰力もアクティブに制御している
のではないか?と想像しています。中央道上り調布I.C前の
ボヨンボヨンと上下動するところで前のエアサスはそれが
止まらなかったけどW223は1発でスゥッと止まったのを確認)
HIJさんがエアサスのセダンの方がスポーティに感じられたのは
エアバネ独特の非線形バネレートやストローク感の違いかもしれません。
パーソナルなクーペがエレガントな動きに感じるのは
ABCの本領発揮なのだと思います。
この違いを楽しみながら車をドライブすると
益々ABC ベンツ社の足回りに傾倒することになり
他の車でなかなか満足できなくなるかもしれません。
感覚を刺激する経験は、1度贅沢になると中々戻れなく
なるものです。美味しいお料理とか快適なベットとか...
これからもHIJさんのご報告を楽しみにさせていただきます。
(本当に良い方に買ってもらえたと幸せに思っています)
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