| >益々ABC ベンツ社の足回りに傾倒することになり
>他の車でなかなか満足できなくなるかもしれません。
>感覚を刺激する経験は、1度贅沢になると中々戻れなく
>なるものです。美味しいお料理とか快適なベットとか...
たしかにおっしゃる通りです。もう戻れません。別世界です。
W201に乗っていたとき、高速安定性に不満を感じました。W202でたいぶ解消されました。W203は、機会があってちょっとだけ乗ったのですが、当時のトヨタをすこし上質にした程度だと感じました。良い車ではありました。W204は、それをベースとしたEのクーペを所有はしませんでしたが定期的に乗る機会がありました。アジリティというのがわかりましたが、BMWの直6を所有していたので、そちらの方がよりハッキリしていて、意識はそちら側に傾倒していました。その間に、代車で何度かW201に乗る機会があり、とても懐かしく、旧きメルセデスを楽しみました。なんどか中古(大古!)を探したのですが、ミッションが怖くて、けっきょく古き良き時代への憧憬ということで終わりました。また、なんどかW124にも乗る機会がありました。W201をさらに上回るメルセデスを感じました。これが、メルセデスなのだと、心から思いました。同時に、これ以降は(たしかCGかどこかの記事にもありましたが−−表現は異なりますが)製品としては上でも、作品としては一段落ちるものと感じていました。結局、今回までずっとBMWでした。
先に「CLが振り回せるようになった」と書きましたが、それに呼応するかたちで、tiの出番が激減しました。体力の低下と体調の問題もありのます。プラドの絶大なる信頼感(=どんなことがあっても動いてくれる、ぶつけようがなにしようが何とでもなる、人間が歩けないようなところでも走りきってくれる)は捨てがたくも、でも振動他、身体には辛く感じること多々です。
CLに欠けているもの、それは小ささ=大きすぎるという点。やはり5mを超えると気を遣います。幅は、最近の傾向からして、それほどではないですが。たとえばクラウンスポーツよりは狭いですね。あとプラドと比べて背が低い。これはなにが問題かというと視界です。背が高ければ、見晴らしがよいです。景色のよいところを走っているとき、ガードレールが目に入らず、その向こうの風景を楽しめます。もちろん運転の楽しみとはバーターですが。あとは、近年の異常気象およびそれに由来する道路の損壊などについては、もうなす術もないかと。とはいえ車高アップの装置で、悪路もかなり助かっていますが。近くの道が工事用のトラックの往来でガタガタになり、友人のBMWはアンダーカバーが破損しましたが、CLは車高を上げてこなしています。もう1つあげるなら自動ブレーキを筆頭に運転支援。
こんなしょうもないことを書いたのは、CLの快適さにすっかり嵌まってしまい、もう他の車に乗りたくない、乗れなくなってしまったからです。だから、この乗り味、乗り心地をもってして他の要求も満たしてほしい、、、という夢想のゆえです。そして翻って思い起こすと、この奥行きのある快適さは、W124で感じたそれであったと。つまり、あの「メルセデス」が帰ってきたのでした。
しばらく前に読んだ記事にこのようなものがありました。
https://carsmeet.jp/2020/10/28/170652/
むむむ、いつかはこれを狙うのもアリなのかとも。いまはとても手がでませんが。(実際に乗ったら、CLを代替しうるものかどうかはわかりませんが、わんこさんがC43について書かれた「新しいほど良くなっている」という指摘もあったことですし。) これなら、いまより少し小さいし、背も高いし、悪路走破性も十分そうだし、運転支援もある。などと妄想を膨らませています。「終」のなかでのサステナビリティの模索です。
「終」を退却でなく、発展的に考えるなら、こんな選択も将来はあるかなと。
車選びがずっと消極的な方向にシフトしていましたが、このCLの素晴らしさに刺激されて、さらに未来に向けて夢想を拡げています。CL、本当に製品としての車を超えた、すばらしいクルマ(作品)です。
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