| わんこさん
> MTコーナー面白い車無いと寂しけど
>無くてもそれ程困らなくなってきました
>ダイナミックに趣味を楽しむ、没頭するには
>ハードルがある。
まったく同感です。寂しくもありますが、だからといってハードルを高く持ち続けているのもまた辛いというか、不可能になりつつありますよね。
>ラクに安易に流されるほど感動は減る
おかげさまで、CLは極楽極上です。まさに「楽」の極致。なのでtiに乗る機会がめっきり減りました。それを「後退」と捉えることもできますが、逆に「できる範囲」に攻めていくことも可能な気もしてきました。どのみち20年は前の車です。いまの車の高性能と比べるべくもにないものです。だから、そのレトロ感を楽しめばよいのではないかと。
振り返って考えると、そうした思いが既にあって私は、tiを結局15インチまでダウンさせたのでした。タイヤそのものが荒れた路面をいなしてくれます。コーナーでタップリと余裕をもって身構える必要を知らせてくれます。その「楽しさ」は、細くて分厚いタイヤが走っていたかつてのGTカーの時代を「いま」に繋げてくれる、とても質のよい媒介項のようにも思えます。
ただし、過去へのオマージュだから、それだけのための、私に関して言えば、短い距離の峠越えだけの車になりつつあります。そう割り切ったとき、感動は減るどころか、増えてきました。たったこの時の、このためだけ。それも高性能でも高い限界でもなく、この車を通してセピア色に見えつつある過去を今においてイメージできる、そんな贅沢な時なのです。この「時」を維持するためには、長距離を乗ったり、急なコーナーを攻めたり、速く走ったりしてはダメなのです。ただただ回想に浸る時間を得るためですから。そう思って、その感動に身を預け始めたら、こんどはそれが、なんと贅沢な時間かと思えるようになりました。
>それに遠ざかることが年を取ることなんだと
ということで、そう感じるようになれること、その感覚に浸れることが、年を取ることなんだ、と思えるようになりました。その「転換」もCLのお陰です。なにしろ極楽・極上を見てしまったのですから。
オマケ
トヨタのbZ4Xに乗りました。電気自動車は、それはそれで凄いですね。情緒的なことでいえばクルマに、血は通っていません。感情(機嫌)もありません。でも気持的に、攻めることのできるクルマには(今後)仕上がっていなくもないかなと。ただし、機械的なことでいえば、乗り心地が悪すぎます。車重を受け止める脚になっていません。したがって攻める気にはまったくなりませんでした。ランクルプラドで砂利を300kgほど運んだことがありますが、そのときの感じかな。あと、走り出しのトルクは凄いですが、中速、高速になるにつれ、加速感はダルになります。これは回すことでトルクが得られるエンジン車とは別の世界です。
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