| 夏休みに北海道の道東をレンタルバイクとレンタカーを楽しんできました。
今回のテーマは 気楽に国内のホスピタリティを感じながらいかに優雅に気持ちよく過ごすか?
でした。3日はレンタルバイク 4日はレンタカーの行程です。
女満別到着の初日に1日借りたのが W205 C180アバンギャルド です。
1番安いCクラス? 1日借りて2万円。
最新のベンツがどれくらい進歩しているのか? 上のクラスもサイズが大きくなって
普段で使い難い傾向にあって 幅180cmを超えるCクラスが いいところだと
思われ、ターゲットとなりました。
また SやEクラスに対してコスト的、グレード的にどれくらいの満足感を与えてくれるか?
も興味がありました。
Goさんが借りて、女満別空港で迎えてくれました。
早速、運転しますが その前にGoさん曰く「この追突回避のシステムの出来は凄い」
と評していました。
私は現在の安全装備には疎くどんな価値 効果があるのかさえまるで知りませんでした。
結論からすると eyeサイトのスバルに比べてもベンツのシステムは極めて良く
出来ていて 何よりもブレーキやアクセル ATの制御が自然で 北海道の国道のみ
ならず普段のドライブでもハンドルを握っているだけで クルーズを高めに設定すれば
延々と自動追従に任せることができました。
車の運転の楽しみとは別ですが前がノロノロしている時 自分のアクセルやブレーキの
コントロールが出来ないことが1番のストレスですがそれが無くなる効果は計り知れ
ません。是非 装着したいと思いました。
まず 短所から書かせていただきます。
1 タイヤ おそらくランフラットだと思いますが 決定的にダメ。
私なら直ぐに履き替えたい。なぜこの路面の当たりの強さを許容したのか?
私には理解できません。折角のシャーシー足回りの出来の良さをグレードダウンしてしまう。
ロードノイズとグリップは普通以上に良かったです。
2 当初クイックなステアリングの反応に これはベンツなのか?と強い違和感を
感じましたが 設定がスポーツになっていました。ノーマルで普通のベンツに。
それより握りの太いステアリングに 女性ならこれでは疲れるのではないか?
私はこの太さはイヤです。
3 サスのストロークが短い
大きめの穴に落ちたときに ガシャン! とボディーが振動する足回りの
底付き感。あれを繰り返すと一気にボディー剛性が落ちるのでは?と思うくらいの
衝撃がくる。過去のベンツでここまで縮み側が少ないのはあっただろうか?
最初に気になったことだけ書きました。
と言うのは他は褒めるばかりになるからです。
ABCのあるCLと比べると 画像くらいのペースで走らせると車体が浮き上がってきて
不安定になりますが これは一般の金属バネとショックの組み合わせで乗り心地の良さ
を求めた車ですので限界だと思います。それに対してコーナーでのロールの少なさは見事です。
何かアクティブに働いているの?と思うくらい。スポーツセッティングも好ましい変化。
そしてCL500みたいに前が重い感じがなく前後バランスが良くブレーキフィールが良いので
山道を気持ちよくリズムに乗って限界までパワーを使いたくなります。
レンタカーでなく自分一人で乗っていたら4輪のスライドが始まるのを感じてみたく
なりました。
パワーはレブリミットまで使っても限らせられますが、コーナーを走らせられるペースは
見事で、これ以上は本格的スポーツカーの領域だと思われます。
殆どの人はタイヤからスキール音を出すくらいで満足されるに違いないと思います。
エンジンとAT ATは8速みたいでしたが 1.6リッターのターボ4気筒
排気量からは申し分ない出来だと思います。初期の反応が多段ATで鈍かったり
迷ったりするのもありますが それは大排気量のNA車と比べるからで
ターボで加給されたエンジンの限られたパワーを遺憾なく伝達していると思います。
出来映えとして他のメーカーに比べて恐らく優位にあると想像します。
マニア的に言わせてもらえば 多段AT+4気筒ターボで エンジンが気持ちいい、楽しい心地よい
と感じる経験は今までありません。
振動 音 良く抑えられていて 内装の暗さと華の無さは致し方ないとすれば、
これなら次にターゲットにいいなぁと思いました。
ちなみに燃費は2リッターNAのフォレスターよりよい13km/Lでした。
もし、中古車で100万円台になったら私のセカンドカー候補のみならず、
家族や知り合いに乗せてあげたい! そして
新しいベンツの良さを 国産車との大きな違いを感じてもらいたいです。
勿論 2リッターのターボ そしてV6エンジンがあれば そちらの方が良いに
違いないですが 都内の混雑の中をたかだか時速100kmで走らせる車として
昔のSクラスに近づく静粛性、ロードノイズ 風切り音の低さ そして
鷹揚な乗り心地の良さとは違い、軽快な感覚で運転し易すく、お得さが増しています。
進歩=グレードアップ
に繋がっているところに ベンツ社の底力と魅力を大いに感じました。
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