1995 X300 Daimler Double Six(DD6) に魅せられる
ディムラーダブルシックス
掲示板でお付き合いのある Satoshiさんから55万円で購入
ある程度リペアしてもらってから私が購入するつもりでした。スケベ心で
純正ホイールをプレゼントしたり。そうしたら 直ぐに来てしまいました。

エンジンは町乗りでとても気持ちいい。飛ばさなくても気持ちいい車の最右翼
燃費は極悪だけど それでも乗りたい脳みそがとろけるジャガーのV12

性能的にはデビル号のV12の方が遙かにパワフルで高性能だけど
町乗りの気持ちよさ 味わい深さでは勝っています。

走行3.1万キロで極上 内外装は綺麗。これは嬉しい。
初期の整備にはヤムズファクトリーさんで40万円近い整備費をかけて
町乗りできる車にしてもらいましたが、肝心の足回り 乗り心地が
足回りをフルにOH(ショックリペア サブフレームマウント デフマウント交換 ロアアーム
アッパーアームブッシュ交換・・)してもらったX300ソブリンには及びません。
13万キロのソブリンよりハーシュネスが気になるX300 DD6
マウント類 ブッシュ類が弱いのが難点のDD6です。

さてこの車と心中すべきか現在(2009.11.8)も迷っています。
普通に走っているのであれば ソブリンの方が気楽で良いのですが...


X300 DD6の紹介YouTube動画


に勧めていたら自分に回ってきてしまったDD6。

2台並べたら悪趣味なのは分かりますが 惚れた弱みか
ベンツみたいに胃もたれ感が少ない。

スリムでスタイリッシュなラインがステキ。

右のソブリンは13万キロなれど 足回りフルOHで
極めて快調。乗るだけでイヤされるそのセッティングに
惚れ惚れします。ソフトにストロークする車 今は減りました。
ジャガーの足回りは コンピューターでなく人間がセッティング
しているのだと 勝手に思っています。

オフで目立つのはDD6ですが 正直苛つかないのは
ソブリンの方です。

ただ あのV12のフィールと内装が...


誰かが言っていました。
「人間止めますか?ジャガーの V12止めますか?」

原始的ガソリンがぶ飲みエンジンなのに...
なぜだか気持ちいい。
ゆっくり走って速い。
思いっきり踏んで 全然速くない (^_^;)
ソブリンのボディーカラーはスプルス
青っぽい緑メタリックで大変きれい。ちょっと怖い感じ?
ソフト99のガラスコーティングイエローハット東大和店
してもらって1年でもビカビカ
ちょっとお高いですが 洗車の拭き取りがもの凄く簡単
フッ素コーティングやポリマーと違って撥水効果が長持ちで
全然強い。機械洗車もOK。満足度大、ガラスコーティング
信者になってしまいました。シュアラスターでワックスかけて
いた私は...

それに対してDD6はブリティッシュレーシンググリーン
これまた結構な色。最初はソリッドの色で 高級感が足りない?
と思いましたが これがまたステキな色。スプルスより明るいのと
フィルムを貼っていないので とても上品に見えます。

内装はどちらも HEZ パーチメント(緑っぽいクリーム色)で
明るいものの落ち着いた色で大変気に入っています。
内装がキモのDD6

同じパーチメントなれどちょっとづつ
ソブリンよりゴージャス 手が込んでいる。
特にシートの造りは 外してみると 良い革使っているし
柔らかくてタッチもいいです。

ウッドはよりゴージャスですが インレイの飾りが
XJ40のウッドのはめ込みでなく ペイントなのが悲しい。
この辺がコストダウンの影響か??

私の車はシートエントリーを 東大和市の正和モータースで
直してもらっています。

シートエントリーの動きをご覧下さい

おもてなしの車 車高が低いジャガーにはこの装備は
あると嬉しいです。シートのスレも予防できる。
やってみると分かりますが直すのは意外に大変。
私が今まで所有した車 少しでも経験した車の中で
もっとも美しく格好良いデザインの後部座席 それがコレです。

天井が低いので決して快適性でベンツとかを上回ることは
ありません。狭いのでまるで4ドアクーペみたい。

でもこのシートに触れて座ってみる 乗り降りするときに
このデザインを見る すると幸せな気持ちになります。
このデザインに反応するかしないか?で選択は決まるでしょう。

勿論 SZ系のロールスロイスやベントレーと比べると次元は
違います。ずっとシンプルで簡素ですし ゴージャスではありません。
ただ、毎日使う車としては相当良い感じです。

日頃車に乗っていて見るのは内装。黒くドンヨリした内装より
明るくゴージャスで落ち着く内装が人の心を癒すのです。
それがジャガーワールド イギリスのセンスなのだと所有して
分かりました。

デッキが壊れて音が出ないので交換しました。
今でもアルパインで整備してもらえます。

カセット関係のギア アンプ関係の電解コンデンサーを
数多く交換してもらいました。それで1.5万円くらい。

音がもの凄く良くなりました!最近のアンプに比べて
造りが良いのでしょうか?オーナーの皆様、15年経つと
内蔵デッキのアンプ部分は劣化して音が悪くなっている
と思います。リペアの価値有りです。

なお アルパインのHPで取り付けの情報が得られます。

養生テープを貼って大切なウッド 革を傷つけないように
したいものです。


尚、ギアシフトの周辺の黒のプラスチックフレームは 
内部の構造に当たって浮きやすいです。
パーツは現在生産中止ですので
慎重に取り外ししてください。
交換したSP

フロントはアルパインのDDライナーシリーズ
ホームで聴くとそれ程感じませんでしたが
凄く良い音です。歪み感が少なくダイナミック。
X300のはSPの箱も小さいですし 取り付け剛性も
それ程高くないですが、デッキのリペアとアルパインの
SPでかなり満足の行く音になりました。

そうそう このスピーカーはSPのカバーにストロークして
干渉しますのでフレームの前面にスペーサーが必要です。
ディムラーのSP取り付け部分の状態

ご覧下さい 革がきちんと回り込んでいて
スポンジ等でビリ付きを防止しています。
外してみるとわかる ディムラーの拘り
リアからのコトコト音

購入してずっと気になっていました。
それで意を決してリアトレイの下に何かあるのでは?と
重いはずしてみました。素晴らしいシート これだけで
100万円近い価値がある? ちょっと評価しすぎか?(^_^;)

でもね肘掛けの中も革が貼ってあるんです。

外すのは簡単 座面は足下のカバーのクリップを90ど回して
抜いて外し カバーの下にネジが2カ所だけ それで前に
ずれます。

背もたれは下に4カ所同じネジ止めしてあるだけ。
後は上に引き上げて外します。シートベルトが引っ掛からない
様にすればアンカーとかは外さなくてもOKでした。
右側後部にある空気の排出口が入っている部分。

ここのパーツが縮んでコトコト音がでていました。
れが上記の穴にはまっていたパーツ

経年変化で縮んでカタカタ音がしていました。
走ると後ろから空気が抜けるようにのれんみたいに
なっています。随分と手が込んでいます。

トランクからのニホイが入ってこないように だとのこと
う〜む・・・
外すだけならリアトレイを外さなくてもトランクから
アプローチできるのでした。でも戻すのは大変そう。

やはりシートを外してリアトレイの下からアプローチした
方が安心です。

それにしても各部に分厚いフェルトの吸音材を使っています。


その他にもDD6はリアアームブッシュの劣化や
マフラーマウントの劣化等で音がでるそうです。
静かな車だけに音が気になります。
フロントからのカタカタ音が気になってリビルトコンプレッサーに
交換。ジーローバルという会社で買いましたが 猛烈に安い。

レシーバーは幅が50cmもある長い筒でした。グリルの中上に
マウントされています。

交換してカタカタ音が消えたと思いきや・・・

出ます(>_<)

どうもプーリーみたいです。右奥に見えます。
まだ真偽の程は分かりませんが コンプレッサーと疑った
私の素人判断が間違えだったようです。
 2009.11.8 天井貼り替えにチャレンジ  スポンジが劣化して必ず剥がれてしまう 天井のライニング 
 今回は何度も行っているNANOさんに教えてもらいながら
 貼り替えにトライしてみました。
内装を剥がすのって大変ですが一度経験すると簡単
教えてもらうのはもっと簡単(^o^) 

ルームランプの部分はサングラス入れの上の部分のネジ状の
プラスチックを90度回転させて抜くだけ。
前側は填っているだけですので手前に引き抜けます。

それぞれカプラーがありますので優しく
手でつかむ部分

クロームのパーツを中央付近から持ち上げると
取れます。左側の溝に填っているだけ。

このネジはトルクスと言うのでしょうか
このタイプの工具はそろえたいものです。
サンバイザーの付け根です。
ネジ止めされています。

またルームミラーは両手で持って
90度どちらかに回転すれば外れます。
配線がありますので気をつけて。
Cピラーから伸びているトリム

ネジ状のクリップで留まっています。私のは2本
無かったです。
後部座席を外すのが必須かは分かりませんが
今回は外しました。

NANOさんは 最初にトライされたとき リアのガラスを
ご自身で外したそうです。3.4回とトライされたからこそ
こうやって教えられる。最初から出来る人なんて居ない
んですよね。

分かったらみんなで教え合って情報を活かしたいものです。

私は左後ろを折ってしまいました(T_T)
天井の型が外れたところ

左右は金属で曲げて留まっている部分があります。
後ろはサンシェードの付け根で簡単です。


さて大変と言われる朽ちたスポンジ剥がしです。
ワイヤーブラシを使います。

ところがこの車は既に一度貼り替えされていて スポンジは
朽ちていませんでした。日本の材料は朽ち難いそうです。
単なる接着力が落ちていただけみたい。

ですから 簡単に終わってしまいました。
殆ど終わったところ。

力を入れてフレームが変形しないように気をつけましょう。

車外に出すときに二つ折り にして助手席から出しましたが
ご覧の通り 折り目は戻っています。
外に外さないで行うのは猛烈に大変だと思います。

さて貼り付けで。ここで材料の入手先の紹介をします。

(有)カスタマイジィング
仙台市青葉区卸町東三丁目3-31

TEL022ー390-9201

ジャガー用で色はライトベージュ 長さは2m買いました。
mあたり5000円ですので1万円。あとスプレー糊を2缶
これで終わりです。

画像は段ボール紙をタオルで来るんだタンポン。
押しつけるときに手でやって跡が残るのを防ぐ。
NANOさんが造られているのを真似しました。
スプレー糊を拭いているところ。

カスタマイジィングの説明書に詳しく書いてありますが

最初に拭いて 乾いてからもう一度拭く。
そして手に僅かにくっつくくらいが貼り時

30cmくらいずつ貼ってゆきます。
糊はどちらにもスプレーします
スプレー糊1500円×2
ここいにノウハウが見えます
生地の上には プチプチのシートか他のシートを乗せて
スプレー糊がかかったり 汚れが付かない様にしています。
画像ではちょっと見難いでしょうか。
後ろの方を貼っている状態
後ろを貼って いよいよ前に移っています。
これくらいずつ貼るのがコツ
さて難関です

サンバイザーの部分
ここはご覧の通り半分ずつ貼ります。


作業の動画 YouTubeに公開しています


みんからの fkさんの天井貼り替え作業状況

さざえぼんさんの天井貼り替え整備状況

参考になるHPがあれば リンクさせていただきます。
生地の貼り付けが終わり
一気にシェルを戻した状態

撮影したかったのですが 二人だったので
画像がありません。

二つ折りにして入れ 慎重に行う
それしかありません。一人でやった方は
偉いと思います。
ご覧下さい
綺麗な仕上がり!

サンバイザー サングラス入れの周囲の凹んでいる
ところが難関です。

少しずつ確実にしっかり貼る。
折ったシワ等は意外に綺麗に無くなりますので
あまり気にされなくてよいようです。

ルームランプ周辺 サンバイザーは後ほど
余った生地でトライしてみます。
う〜ん 満足度が高い(*^_^*)

二人で4時間で片付けまでできました

天井貼り替え終了 満足状態の動画
今回 NANOさんには本当にお世話になりました。

カーボンの外壁まで造ってしまう何でもできる達人。
それも普通の材料を使い激安で行う。
ノウハウをもの凄くもっています。
NANOさんも新車のベンツを何台も乗りましたが
現在は激安お得車が好み。X300 DD6も犯罪的安さで
超極上車をゲットしています。
私のDD6のエンジンルームを見て 汚れているのが
我慢できず ご覧の通り磨いてくれています。

気さくで優しい 一言で言えば

「ナイスガイ」

であります。
今日は何から何までありがとうございましたm(_ _)m



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