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[10142] Re:理屈は全く分かりませんが・・・返信 削除
2016/2/18 (木) 20:36:08 こいし
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▼ Jさん

簡単、簡素に分かりやすく筋を伝えることは難しいです。
私が意を汲めていない処もあるかと思います。誤解や間違いが
ありましたらご指摘ください。

コンデンサの用例について2つ書かれていると理解しました。

(1)オーディオの音楽信号のように常に変化している交流信号を
  忠実に伝達する。カップリング・コンデンサ。

(2)アンプがスピーカを駆動するとき、信号の変化によってアンプが
必要とする電力供給をコンデンサはできるか。

(1)では電流は流してはいけません。これは信号の変化、つまり電圧変化が
あるところに電流を流してしまうと電力の受け渡しとなります。
そこに無視できないインピーダンスが存在するとロス(消費)が生じ
忠実な伝達は出来なくなります。ロー出しハイ受けですね。

真空管は信号を入力するグリッド端子の入力インピーダンスはMΩ以上ある
ため実質上は流れないと見なせます。


(2)コンピュータなどMHzやGHzの高周波で動作するデバイスでは
バイパス用途に高周波領域でインピーダンスが低いコンデンサを直近に
配置します。今回書かれたような間に合うかどうか、間に合わなければ
電圧が下がってしまう、それが現実に起きて動作不良を起こすからです。

一方、オーディオのアナログ・アンプは数Hzから数十kHzです。
この低周波アンプの増幅素子に電力を供給するのは電源トランスです。
コンデンサはリップルの吸収(平滑化)を行っていて真の電力供給は
トランス(容量)で行なうと考えます。

コンデンサが供給すると考えると大容量のコンデンサ程良いとなりますが
これのESRはかなり大きく応答性は変えって悪くなってしまいます。

真空管は高電圧で低電流の動作なので、この点では非常に理に適って
いてオーディオ向きです。

石アンプでは、パイオニアMZ-1、NEC A10の電源部は
あるべき一つであると思っています。

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