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[10302] ギターアンプの変なところ返信 削除
2016/4/6 (水) 23:42:47 meitei
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1、ギターのピックアップコイルの抵抗値は普通10kオーム
以下ではありますが、出力電流が極端に小さいので、多くの
機種で、受けのインピーダンスは1メガオーム以上に設定さ
れています。機種に拠ってはブライト・インプット≠ニ
称して入力に並列にハイパスコンデンサーを挿入する回路を
持ったアンプもあります。

2、オーディオアンプは周波数特性がフラットに設計され
ていますが、ギターアンプは、(コントロールフラットで)
いわゆるドンシャリ≠フ特性です。それに10インチ以上
のフルレンジを組み合わせた時に、初めてギターアンプの
音になるようです。

3、ギターアンプではオーディオとは逆に、このドンシャリ
の音が格好良〜いとされていて、DFの大きさを気にする事が
あまり無いみたいです。ドンシャリのアンプにエレキギター
をつなぐと、5、6弦の低音が太く響き、高音弦の音がジャ
キーンと強調されて、良い感じになるからだそうです(^^;)
そのためか、ギターアンプでは(わざと)内部抵抗の高い
5極管を出力段に使い、NFBを強くかけずに使うことが多い
ようです。

4、スピーカーのキャビネットですが、ギターアンプの裏側
は後面開放のオープンバッフルになっています。このスピー
カー特性と組み合わせた時のドンシャリの「ドン」はオーデ
ィオ的なそれより高く、中低域の100HZから200Hzあたりに
ピークがあるような感じです。

5、ギターアンプの電源部はオーディオ的な常識で考えると
大変にプアーな構成です。それが、かえってアタックを押さ
えるリミッターのように働き、独特の音色になります。レギ
ュレーションの悪さを一種の「効果」というか、エフェクタ
ー(コンプレッサー)に見立てる考えのようです。

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