▽ 2016/8/29 (月) 09:20:06 ▽ わんこ |
| 1ヶ月 掲示板の夏休みをさせていただきました。
楽ができて助かりました。
私の夏休み、今年はモンゴルへツーリングに行きました。
たった1週間 一部を回っただけですが、それでも
体の中の何かが変わるくらいの衝撃を受けました。
モンゴルは人口が300万人 殆どの人口がウランバートル
に集中し、完全な遊牧民は18%と少数だそうです。
95%が同じ言語を話し多数派の民族がいて 同行した
スタッフからは、モンゴル民族は 同じ美意識 道徳観
世界観を持っているように感じました。
遊牧民は自然を愛し尊重しその恵みから生活すること
に価値を見いだしていて 人からモノを奪ったりすることは
せず 人との交流を重視し モノを分け与える様な
プライドの高さを感じました。お隣の国への嫌悪感は
かなり強いようです。
冬は想像を絶する厳しさなのでしょうれど 夏の
最高の季節に訪れた私からすると、何て豊かな生活なの
だろうと思いました。
ゲルというテントには電気は来ていませんが、ソーラーパネルで
テレビが見られるようになっていてオリンピックを見ていました。
自動車も所有しています。
それでも 生活を変えない。
遊牧という一定の場所に住まないからなのもありますが、
自分たちの豊かさを誇っているからだと思われました。
https://youtu.be/QUJwdypR4NQ
遠くにゲルが見えるくらいでキャンプした我々以外に
誰もいません。
広大な空間 そこに人や建物がないことの幸せ。
例えば誰もいないプールに浮かんでいると大いに癒され
ますが 人は他の人が居るだけでストレスになるのでは
ないでしょうか。
テントで寝ていると犬が唸るくらいで 数百いる羊は
何の音も立てない。(羊は1匹5000円以上で売れる)
20年来来ている人はスタッフのモンゴル人と一緒に
ブルーシートとマットの上に寝袋だけで寝ている。
星を見て大地の風を感じ 雨が降ったらシートを
折りたたんで寝ていました。
https://youtu.be/4m_dnuQ0uM0
走ってもこんな感じです。
数十キロ走って山に登って向こうを見れば
また同じ様な景色がある。
大きな木が無いので見晴らしが良く 極めて乾燥
しているので着替えの必要性を感じないくらい。
実際にモンゴルの人はお風呂に入る習慣がないそうです。
日本に帰ってきてムワっとする湿気と気温の高さを感じて
モンゴルの爽快感を思い出し、何よりも 建物と人が
キッチリとギュウギュウに押し込まれている空間の
中にいることの閉塞感と不自由さを感じました。
文明やそしてオーディオ趣味を否定するつもりはありませんが、
果たして狭い空間で 騒々しい音を聴いて 音楽のすばらしさに
ゆだねることが どれほどの豊かさなのか? 人の心に
癒しと潤いを与えてくれるものなのか?
脳の中まであまりにも音や喧噪に支配され過ぎていないのか?
考えています。
コルトレーンのEquinox https://youtu.be/27xtH1mVjio
を聴いて 何て素晴らしいベースドラム ピアノ そしてサキソフォンの音だ!
音の心地よさ演奏に痺れ 大好きなメロディにのめり込みますが
1曲で終えました。
やはり 静粛さと広大な空間は 快感であり最高の癒しで
あった と振り返っています。
私の頭の中は まだ静かです。
|
|
|