| 2420ハイパス:18.2μ+1.5mH
【この部分の概要】
MD/TWのハイパスは、ユニット特性がそもそも
低い方向に伸びていないので、NWで2次のスロープ組んでも
結果的に4次程度の減衰を描くことが多いです。
カットしたい帯域が強いWFのローパスなどと方針が異なるところです。
カーブそのもの以上に、肩の様子が重要だと感じています。
【現状】
2次の900クロスくらいを狙ったものを考えられます。
計算値から、意図を持った調整選択が行われていることがわかります。
900クロスで行く場合、12μ+1.5mHが計算値。
コンデンサを随分小さくしています。
そこのことにより、900−1Kを中心に3デシ程度のピークができます。
高いほうは1.6キロくらいでフラットに戻ります。
おそらく、
・「ピアノのコロンコロンするのが好き」という当時のわんこさんのリクエスト
・MDの低いところを強くしたい
という意思からの選択ではないかと想像します。
【検討】
MDのハイパスは、そのユニット+ホーンの限界性の中で
可能な限り低いところまで使おうとするのが一般的です。
スロープの変更はここで行おうとするのではなく、
WFのローパスカーブで調整しようとする方が望ましいと考えられます。
一旦理論値のコンデンサの値に戻して確認することが望ましいと思われます。
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