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[10915] 久しぶりのオーケストラ返信 削除
2017/9/22 (金) 09:05:19 わんこ
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最近クラシックを聴くようになって 自分の耳のイニシャライズ
の必要性が感じられていたのと、実際に生で聴くとどうか?
興味がわき 10年ぶりくらいに 生のオーケストラを聴いてきました。

http://tpo.or.jp/concert/20170921-01.php

オペラシティーホールは初めてです。
自宅から車で1時間かからないくらい。初台のI.Cから降りて
300mとアクセスが良好で駐車場も大きく使い易いところです。

10年前に東京フィルハーモニー交響楽団が気に入り比較的
多く聴いてきましたが、今回も素晴らしい演奏に魅了されました。

なぜこんなに魅力的なエンターテイメントを楽しんでこなかった
のか? です。

言葉で語れば語るほど陳腐になりそうで控えなければならない
と思いますが オーディオマニアとして素直に書かせていただきます。

席は前から10mちょっとです。当初は音量が足りないのか?
と感じましたが実際にはソロのフルートでさえ音量があり
クレッシェンドでは凄いエネルギーです。
ただ五月蠅くなく当然歪みっぽくなく 心地よい そして
そして調律の取れた美しいハーモニー(まさに美音)が響き渡り
体の細胞まで浄化されるがごとしです。

帯域バランスとしては ハイ落ちに感じました。
オーディオ的にツイーターが目立つようなとはまるで逆。
観客での吸音 距離でのハイ落ちもあって バランス的には

https://youtu.be/Au88Tten6AI

ここで取り上げさせてもらった ハイティングのブラームス交響曲
が近いです。
高域は大人しく 低域のあからさまなレンジの伸びは感じられません。
中低域の厚みが凄く、70年代くらいの低域の少ないグラモフォンとは
大きく異なる。

弦楽器の低音の厚み 迫力が素晴らしく コントラバスの
ピチカートからブーミングまで詳細がまるで手に取るように
分かる。人数が分かるくらい。そしてその厚み 豊かさには圧倒されました。
また 「英雄」の第2楽章 家では少々退屈気味に聞こえる
のですが 生演奏では音が小さいほど 演者が少ないほど
音の繊細さ美しさが感じられ退屈とはほど遠く魅了されました。
なんて美しいんだ!

楽器の定位はそれ程明瞭ではないですが よく聴くと
第1バイオリンと後の演者との距離感が立体的に感じられます。
録音にはこの様な情報が入っていないのだろうなぁ と
思う音が山のようにあり 音楽に魅了されながらも心地よくて
仕方ありませんでした。自分が演奏できれば技術を感じるのでしょう
けれど、オーディオ的経験が増せば音への理解も深まり
聴く楽しみも増えると思います。


響きはサントリーホールと較べて 左右の広さが少ない感じで
そして低域の響きは評判と違い 私には比較的サッパリしていて
混濁が少なく感じました。
数十メートルの高さの天井が抜けを確保しているように思います。

気になったのは客席の後ろへのスロープが緩く 一段下がったところで
オーケストラを見るので 後ろの演者が見えないことです。
これは 動画でクラシックを楽しむようになって 楽さを
覚えたので残念に感じました。
ホールとしては左右にちょっと圧迫感があります。

2階席3階席は幅が狭く 正面になる後ろは遠いので
席としてはどうか?経験してみないと分かりません。

演奏は私が思っていた東京フィルハーモニー交響楽団とは
違って 大変アクティブでダイナミック、最後にかけての
盛り上がる部分では ノリノリでバイオリン奏者の動きが
大きく 髪を振り乱して演奏する動きの多さからも
演者自体が一丸となって大いに楽しんでいるのが
伝わってきました。

テレビで見ましたが息子さんが立派なソリストとなって
東京フィルハーモニー交響楽団を率いて演奏している
そのお父さん?がコンサートマスターで その方の影響が
大きいと思われます。 私も一緒に大きく体を動かしたい
誘惑に駆られました。

最後にかけては指揮者のアレンジで 今まで聴いた演奏とは
違うメロディー 演出もありました。そこで明らかな
キャラクターが伝わってきましたが それも十二分に
受け入れられるくらいの演奏、盛り上がりでした。
終わった後 スタンディングして拍手する人がかなり
いて 私の経験したオーケストラでは最も盛り上がった
演奏なのだと思います。

終わった後の心地よい疲労感と充実感は何と言ったらよいでしょう。
素晴らしい映画を見た後の喜びにも通じます。

耳の中に記憶としては残っていますが オーディオのように
再現することはできません。
あの音を いえ瞬間をなんて表現したらいいのか 伝えたいけど
自分でさえあそこに行かなければ蘇らせることはできない。

オーディオ的愉悦 快感や感動を分析して言葉にはできるけど
実際の音は蘇らせることは困難である。と感じなければ
音の認識が大きく異なるのだと言わざるを得ません。


数百年続いたエンターテイメント、
私が求める大きな感動、そして快感に酔いしれました。



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