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[10980] そしてコーラスで返信 削除
2017/12/22 (金) 00:50:45 わんこ
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第九は第4楽章ばかり聴いているので1〜3楽章は
覚えていません。
やはり少々物足りない感じで聴いていました。

第2楽章が終わったときに オケの前に4名のソロボーカリスト
そして後ろに 男性36名女性44名余のコーラスがオーケストラの
後ろに登壇します。

そしていよいよ第4楽章

やはりよく聴いている旋律が流れると分かり易いし乗りが
良くなってきます。
ああ ここの出だしのリズムは実際の演奏ではこんなに
難しいんだ・・ とか ティンパニーやトランペット
これは明らかにオペラシティよりクリアーに良く聞こえるなぁ
とか 音的にも満たされてきました。

そして 男性のソロボーカル(バス)が始まると

 ・・・

素晴らしい歌声だけど 30〜40mはやはり遠い!
もっと近くだったら素晴らしいのに(T_T)
ああ ソプラノの女性の声の美しさ 何と言うことか。
かぶりつきで聴きたい。

それと共に バックコーラスが始まると あれ何か凄いよ?
何というエネルギーでしょう。
声がこちらに向かってビームを発しているようです。
特に女性のコーラスの声が素晴らしい。

曲が盛り上がると共に コーラスの高射砲が私に
標準を合わせ直撃してきます。
そうそう そしていよいよ最後

何故だか涙が滲んできてしまいました。
あの人たちの顔 お口 そして体が訴えかけてくるのは
声だけではなかったのだ。
オケとピッタリ合ったリハーサルを得て見事に演奏が
成功したのが伝わって来た。
お互いがお互いを盛り上げている。

第九の最後はいつも感動しますが それを生ならではの
高見が有ることを 経験させてくれたのです。

終わったとき この前みたいなスタンディングオベーション
ではありませんでしたが 観客の歓喜は大層なものでした。

帰りは空いた首都高 中央高速を オーケストラの演奏を
振り返りながら 気持ちよくクルージングして帰ってきました。
1時間10分くらい。

今回S席で1万円 駐車場と高速代がかかりましたが
150余名の真剣な演奏を 目の前で聴けて ちっとも
お高いとは思いません。お一人いくらのお手当?なんて
無粋なことは考えてはいけないけど 少なくとも大きく
儲かる仕事ではないでしょう。

多くの方に 特にオーディオマニアには 自分のオーディオ的
快感の追求のためにも 聴きに行っていただきたいと
思います。


来年には別のホールを聴きに行こうと思っています。
(ホールの違いもオーティオ的にはとても興味深い)

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Cyclamen v3.491
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