▽ 2018/2/3 (土) 14:29:42 ▽ Go |
| ▼ わんこさん
デジタル放送の音声フォーマットとして、
"MPEG-1/2 Audio Layer-2"と並ぶ AAC方式に
ついて。
デジタル放送だと SDTV画質で 6Mbps程度、
HDで 14Mbps程度の伝送帯域しかとれません。
そのため、音声だけで約1.5Mbpsが必要な
PCMは、中継現場の素材送りに使われる程度
で、通常は圧縮(符号化処理)で低レートの
フォーマットを使います。
AACの特徴は、処理が軽くて互換性の高い
"MPEG-1 Audio"と比べて、同レートでの音質
が高くなります。
特徴は、ざっくりいうと、「聴感における
評価を重視して、原音再生というより脚色が
強い」です。 そのため、復号(デコード)
処理は、専用の DSPを使います。
(PCの性能が高くなって、ソフトウェア処理
でも再生はできるようになりましたが。)
Wikipedia - AAC
https://ja.wikipedia.org/wiki/AAC
Wikipedia - MP3
https://ja.wikipedia.org/wiki/MP3
MPEG-2 AAC オーディオの規格誕生物語
https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1997/53/11/53_11_1490/_pdf
放送の世界において、符号化された情報を
復号する際に重要なのは、実はリアルタイム
で処理することです。 PC上でプログラムを
起動し、入力と出力を決めて実行というのと
違い、処理に時間がかかれば画面の動きや音
に影響がでます。 そのため、映像だけでは
なく音声も、機器の新しさで再生品質に差が
出る面もあります。
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