[11109] デジタル化による変化返信 削除
2018/2/7 (水) 23:35:12 Go
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 音に拘る人にとっては既知の話題ですが、
常々おもってることがあるんで、書きます。


 『デジタルだから音がいい』 のか?

 1982年にCDプレイヤーとソフトが発売され
た時、それまでアナログレコードから埃除去
や静電気対策に気を使いながらヤマハのK-1a
にダビングしていた苦労が強かったので、楽
になるなというのが、自分の印象でした。

 デジタル音源、つまり PCMで記録すること
は、当時の自分も「劣化しない」という長所
が魅力的でした。 その少し前から普及しだ
していた家庭用ビデオカセットの、映像記録
の部分に PCM化した音を記録するアダプタは
欲しいとは思わなかったんですが、38Cm/秒の
オープンリールテープで長録のエアチェック
をしてコンパクトカセットに編集するとか、
そういう考えはなくなりました。 だって、
ダビングの度に劣化するというプレッシャー
ありましたし。

 ただ、世間の認識に違和感を感じるように
なりましたね。

 ある長寿漫画で、コンサート会場から当時
先端だった PHSを 2台つかって家庭に中継っ
て描写があり、「デジタルだから音がいい」
という台詞を見た時に、自分の感覚とは違う
方向にデジタルという概念が進んでいること
を感じました。

 音声伝達をデジタル化した際の最も大きな
デメリットの「同期されない遅延」って問題
もありますが、電話は伝送周波数を絞ってて
300〜3,400Hzしか変調しない(無線の電話機
もその程度)。
音声周波数帯域 ‐ 通信用語の基礎知識
http://www.wdic.org/w/WDIC/%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B
0%E5%B8%AF%E5%9F%9F

 デジタル化して取り扱いが楽になったのは
確かですが、直観的な推測がまるで通用しな
くなったことも事実です。

 民生の規格を調べてて、光デジタル出力の
規格に 48KHzの縛りがあると知り、デジタル
化の「便利なんだけど納得いかない」側面を
あらためて思い出しました。
(ちなみに、放送規格の音声サンプリングは
 32K/44.1K/48Kしか選べませんが ^^;)

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