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[11121] Re:デジタルテレビ放送の規格返信 削除
2018/2/10 (土) 15:00:00 Go
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 デジタル放送では、2Ch音声の伝送も区別
があります。 Stereoと Dual Monoです。

 放送の中でよくあるのは、二ヶ国語音声
は Dual Mono。 CMとの切り替わりの瞬間
にモードが Stereoに切り替わることもある
ので、厳密には音声にギャップが生じます。
(CM素材はのりしろとして両端に無音区間を
作るので、気づくことは基本ありませんが。)

 なぜ 1Chを 2本で処理しないかというと、
そこがデジタル技術で圧縮するための必然。

 192kbpsのレートにしても、再生音質への
不満はでてきます。 そのため、音声の圧縮
を効率的に(情報量の低下を極力抑えるとの
意味で)行うため、Stereoであれば左右Chを
統合して処理するジョイントステレオの技術
を使います。
(まぁ、元々はステレオ放送が普及する時期
にモノラル受信機との互換を保つため、左右
を独立させず L+Rを基本とした過去の経緯に
繋がってますが。)

 非可逆音声圧縮では聴感上で気にならない
周波数成分を削りますが、例えば HE-AACの
規格では、デコード時に高周波成分の補完で
失われた成分を擬似的に復元します。
 ただ、そうやって進化した音声圧縮の技術
は、より低レートで伝送する方向に活かされ
てます。

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INCM/CMT
Cyclamen v3.491
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