| 4K用のソフトを試された話、とても興味が
刺激されました(というか色々思い出した)。
色々の中身は、著作権保護と ES多重化の
定義の違いと、そしてフレームレート。
1)
個人的に映像作品を購入することはなく、
業務ではこの手のソフトは全く使いません。
なにしろ、これらのメディアは著作権保護
かかってるから、デジタル伝送の機材で通ら
ない。 使うのは HDCAMか P2。
2)
メディア読み込みでレートが出るというの
は知らなかったですが、そのレートが変動と
いうので、あぁこれ PSだと、懐かしかった
です。
符号化されたデジタル映像は、パケットに
分割されます(Internet網を飛び交う情報も
一繋がりのデータでなくパケットに分割され
ています)。
デジタル映像をパケットに分割する定義は、
MPEG-2 TS(Transport Stream) 伝送向け
固定レート CBR(Constant Bit Rate)
MPEG-2 PS(Program Stream) 蓄積向け
可変レート VBR(Variable Bitrate)
の 2つ。
搬送波に載せて伝送される放送の世界は、
全て TS形式です。
NAS(HDD)や光学メディアに記録する場合は
ほぼ PS形式です。
普段 TSしか関わってない者からしたら、
画質によってレートが変動する様をみて一瞬
驚かされ、そしてあぁそうだと気付きました。
(TSの世界は、レート変動すると事故もの)
3)
TV放送のフレームレートは、日本の場合で
約30fps(frames per sec) 正確には 29.97。
でもシネマの世界は 24fpsです。
キャプチャされた情報みると、シネマ向け
のフレームレートで、映画館用のマスターが
そのままディスクに焼かれるようですね。
映画作品を TV放送にのせる際は、24fpsを
29.97fpsに変換する、テレシネという処理が
入ります。 「地上波初登場」とかを待って
視ても、映画館と同じ 24fpsではない道理。
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