| ▼ Jさん
クロス設定は、前回Jさんに見て頂いたときベースに
調整していますので、かなり似ているかなぁと。
前回の設定は、450Hz、1800Hz、6300Hzでした。
周波数特性を簡易なスペアナで見ると、
2220は以外にフラットな特性で2000Hzまで行けそうですが
細かく見ると600Hz以降で少し下がりました。
2445は下限は511Bとの組み合わせではホーン依存です。
それでも360Hzまでは出てきますのでドライブ力が強いです。
一方、上はかなり山谷があってフラットに見えるのは
2500Hzちょっと下までです。
LE85はこれは特性はかなり優秀で下は500Hzから上は
12000Hzまで数dBに入り、その上も伸びています。
2WAYで使えると思います。
077は5000Hz以降で15000Hz辺りにヘッドがあるようです。
評価が難しいのはスーパーTW的に見るなら8500Hz以上が
透明感を感じています。一方、音の密度感?エネルギーで
言えばかなりの浸透力があって、これがLE85の素直さ
(悪く言えば、高域になるにつれ粒立ちの強さが減る)と
繋がり悪く感じます。
追加すると、2220Aの音色の良さは24dBでカットした場合
400Hz〜500Hzが欲しいです。これ以下で切ると軽い質感が
うまく引き出せませんでした。
2445とLE85の切れ目は悩ましいところあります。
2500Hzあたりも候補なのですが、こちらにすると2445の
厚みが完全にLE85を凌駕してしまい、LE85のフラットさを
生かせませんでした。この場合は2445で5000Hzまで頑張って
TWx2などでエネルギー感で合わせた方が思います。
> ここですが、WFだけは、TAで遅らせるほうが良いのではないか、
> そのためにデジチャン導入してWFのローパスだけそっち使うか?
> なんて結構何回も妄想しています。
> そこもTAの優位性はありませんでしたか?
今のところ、まだ追いついて確かめ切れていないところです。
現状までを報告します。
音源の位置を同距離で一か所に併せこむという理想的な面と、
クロス付近の位相特性を出来るだけ合わせこむという側面で
タイクアライメントは有効と理解しています。
一方、ホーンは周波数によって音源位置が前後します。
JBLのショートホーン+レンズでは、レンズ前に音像が現れ、
これはバッフルに装着する場合は有益と考えています。
自作の場合、こういった制限は無いのでこだわるが薄れます。
そんなことで511Bに変えたのですが、
500Hz以下まで使うとクロス付近で奥に引っ込んでしまう。
それ以外1200Hz以上ではホーン長の80%付近で音像という説が
納得できるという印象です。
つまるところ、タイムアライメントで音源位置を合わせると
クロス付近は改善されるのですが聴感での音像が合いません。
一方、TAを使って効果絶大だったのは2445、LE85、077。
ただ、配置で振動版位置を合わせこめるなら、そちらが手軽
かつ正確です(TAはcm単位です)。
そこで、合計1万円という処分価格だったこともあって
プラスチックですが、バイラジアルホーンに変えました。
ホーン長が短くなり、400Hzで半波長ズレで設置可能になり、
クロス位相については逆相接続で合わせています。
この組み合わせで音像位置とクロスの問題は511Bよりは
かなり改善されたところです。
TAについては寸法を出してTAに数値を設定しても
低い周波数ですとピッタリ感が良くわからない耳の問題が
あります(高い周波数の方がレンズのピント感でわかる)。
不思議なものでスピーカの位置合わせの方がソースによる
対応力は広がっています。
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