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[11494] KT120-PP インプレ返信 削除
2018/6/4 (月) 09:16:42 わんこ
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EDさんのKT120-PPアンプを昨日から本格的に聴かせていただいています。

何せ女性1人分くらいの重さがあり ヤマト運輸が取り扱いを
止めた重量ですから何をするにも一仕事です。
例えばGTラックの中に入れるのにも 奥のトランスが重いので
腰を痛めないように気を遣います。

EDさんからアンプの動作 調整確認の方法について指示が
ありましたのでそれに従うことが大切だと思いチェックしました。
僅かに違いましたが まずは触らないのが一つのセッティング
だと思って結果的にそのままの状態で聴かせていただいています。

音の評価については 私の主観で行わざる得ないにしても
私の主観はぶれやすく 間違いもありますし 好みが変化
することもありますので 正直に書かせていただきますが
謙虚さが大切だと思っています。

アンプを制作される側からしたら 単なる配線 制作だけではなく
そこから試聴を重ね 色々な要素 設定に対して試行錯誤され
一つの作品となってできあがっていますので その思い
大変さを踏まえて感じたいと思います。

それでは まず感じたところから始めます。


(制動力)

まず最初に聴いて感じたのは 最近よく聴くバイオリンを配慮
してか高域がビシーっとかっちりでること。
シンバルの音も滲まず強烈に響きます。
倍音で伸びた感じではなく 上までレンジが伸びきっていて
強いエネルギーがビームの様に飛んでくる。

そしてそれは高域だけではなく 低域の力感 締まり そして
制動と言うべきか 6年前のインプレにもありましたが
低域に猛烈な力感があり制動力の鬼とでも申しますか
目を見張るようなパワフルさです。

多少ふやけたベースラインは締まりますし バスドラの締まり
硬さ力感は我が家ではかつてない経験です。

低い音の反響が ワワワン と響く時 その動きが手に取るように
分かる。

 我が家でもこんな低音がでるんだ・・・」

416-8B 230Lの米松エンクロージャー 柔らかい床 滑らせる
材木の上に乗せたセッティング と諦めていた部分が
実は アンプでカバーできるのだ!
初めて感じたことです。

そして 反田さんのピアノのオーケストラ
今まではオーケストラとピアノの位置関係 ピアノの音の
動きが漠然としていたのが 綺麗に音が並び 分離して聴ける
反響の広がりと収まり 音の立ち上がりと立ち下がりの良さ
これは大きな出力トランスのビジュアルからも すごい!
と感じました。

どなた様かが言っていた 「アンプは制動力」
それを身をもって感じた気がします。

ツイーターの振動板を強烈に動かし停める ウーファーの
コーン紙をガッチリ掴む そうです 高域や低域 と言う区別
ではなく 全帯域が制動されているのが感じられました。

高域へのハイ上がりの美しさが感じられる PS-A1004
低域の薄さと柔らかさで 2000ccの車だとすれば
UL接続でパワフルになりレンジが下に伸びたKT88-PPは3000cc
それに対して KT120-PPは 5000cc の爆発力を感じます。
それでいてドロドロしたV8みたいなイメージではなく
微妙なアクセルにビビッとに反応するキャブレータチューン
されたエンジンの車のようです。

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