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[12018] Re:映像とオーディオでのクロック返信 削除
2018/12/8 (土) 13:27:34 Go
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▼ わんこさん

 波形モニタの画面に出してるのは STATUS
情報で、ベースバンドの映像信号のエラー
が判ります。
 同期信号は EAV(End of Active Video)か
SAV(Start of Active Video)を見ますが、
この 2つを TRS(Timing Reference Signal)
として表示してます。 同期外れが起きた
痕跡ですね。 後段のモニタでは、画面が
リセットされて真っ暗になります(黒じゃ
なく発色しない状態)。


 デジタル映像の世界では、映像優先で音
はその次と言いますが、トラブルが起きや
すくて対処に困るのは音の方です。

 波形モニタの画面にもある通り、ベース
バンドの信号自体はエラー訂正はないもの
の、パリティチェックはあります。 海外
の例で難しいのは、パリティが規格通りに
セットされない機械が多いことです。
 受け側でここをチェックしている場合、
エラーがあればそのフレームは無視します
が、ノイズになります。
 チェックを無視してそのまま通してしま
うと、ノイズにはならない(音情報が破損
しているわけじゃないので)。

 海外製品の場合、規格を守らない装置が
よくあって、対抗でそうだから映像と音声
はそのまま出てしまう理屈だけど、規格を
順守した装置はノイズが出てしまいます。
 海外からの中継で、あり得る問題です。

 対策はいくつかあって、国内製品で確実
な FS(frame synchronizer)を間にいれて、
全ての情報を規格通りにつけ直すのが確実。
(FSは本来、同期を合わせて複数装置から
くる映像の位相を揃えるためにありますが)

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