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2019/6/16 (日) 20:21:48 わんこ
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今日はいつもの東京フィルハーモニー交響楽団の
コンサートを聴きに行ってきました。


第923回オーチャード定期演奏会
指揮:沼尻竜典
テノール:ダニエル・ブレンナ*
メゾ・ソプラノ:中島郁子*

ベートーヴェン/交響曲第6番 『田園』
マーラー/大地の歌*


今回は接待を受けてくださる方がいらっしゃらなかったので
うちの奥さんと一緒です。
オーディオ的談義ができず ワクワクもなく
盛り上がりに欠けます(>_<)

いつもと同じ席ですので新鮮みも少ない。

田園は好きで結構聴いていましたが 何だか盛り上がりに
かけます。そう低音の弦楽器が奏でるリズムやハーモニーが
少々弱め。
そしてバイオリンの中高域が控えめで輝きが少ないです。

いつもCDで聴くのは最初の部分と 好むところばかりで
途中は分かり易さ乗りの良さが少ないので盛り上がりに
かけました。
オペラシティホールでの英雄は弱音の部分がとても
美しくて惚れ惚れしたのですが・・・

第3楽章〜第5楽章までをノンストップで演奏したので
そこでも日頃と違う感じでした。
それでも 奥さんは
「なんて美しいネイロなの?キレイ」
「本当にステキね あの人達どんなに練習しているのかしら」
「もっと迫って来るものがあるといいわねぇ」

こんな感じでした。

後半の マーラー/大地の歌 これは全く聴いたことがなく
予習もしませんでした。
演奏者が100人に増えてステージは一杯
バイオリンも2mくらい手前にきて落ちそうなくらい。

テノールとメゾソプラノが 楽章?ごとに交代で歌います。

あのホールを浪々とまではいきませんがかなり響く声量
そして100名のオーケストラの中でも歌うことがありますので
半端ない力強さです。

私は歌詞?を見ながら聴きました。
5〜10人に1人くらいしか歌詞を見ていないので みなさん
内容を知っているのか? と思いましたが
必死になってドイツ語の声を聞きながら和訳を読みます。

奥さんも後で「イッヒが大切なのよね」

観念的な歌詞でその内容から演奏は合っていると思いました。
ネイロ 楽器の音 これは素晴らしいの一言
2000人と一緒に聴く広大な空間の中で それぞれの楽器の音の
美しさと輝き ハーモニーにはしびれます。

強さ厚みも田園に比べて倍以上になった感じ。
ただ 曲が歌曲の伴奏ですから幻想交響曲やこの前の
チャイコフスキー交響曲第4番みたいにノリノリのメロディや
盛り上がりがなく はち切れる感じにはなりませんでした。

これは私みたいに乗りたい人より ベテラン好みの演奏会だったと
思います。正直、接待向けではないなぁ、と思いました。

音的にはバイオリンが近づいたことで高域の鳴り方が
大きく変わりバランスがよくなりました。
後ろの楽器が見え聴けるように段差が強くつけられていて
後ろの楽器がよく聞こえ音的バランスは完璧!だと思いました。
ハープは聞こえませんでしたが。

また打楽器や管楽器木管楽器がオーディオとは別にとてもリアルに
聴けて、演奏のテクニックは素人の感覚でも相当高いレベルな
のだと思いました。
安心して聴けるオーケストラでした。

もっとガツン!と来て欲しかったですが
途中から耳がよくなって色々な音が聴けるようになり
ライブならではの音的快感を得られました。

「あなたがこうやって連れて行ってくれるから
 こんな素晴らしい思いができるのね」

人でごった返す渋谷をかけ抜け立川駅まで戻ってから
食事をして帰ってきました。



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