| 1.「シュルシュル」ノイズ対策
・テフロンワッシャーの挿入
ステッププーリー、アイドラーのシャフトにあるはずの
テフロンワッシャーが欠落していたので、0.5mmと1mmの
ものを購入して高さ調整しながら挿入しました。
・ゴムベルトの交換
オリジナルと思われるベルトを裏返して使ったらこの
ノイズが激減したので、ベルト面の荒れがシュルシュル
ノイズの主原因と思われます。
ベルト自体が劣化していたので、安価なcatfight製340
mm×4mmに交換しました。
オリジナルは6mm幅のようなので、少々強度不足で音質が
やや柔らかくなりますが、タイトな音を求めなければ使
えると思います。
高価な専用ベルト?も試してみましたが、テンションが
強すぎて音質もガチガチに締まりすぎて好みに合わな
かったです。
2.「コトンコトン」ノイズ対策
・アイドラーの研磨
5倍ルーペでアイドラーの接触面を注意深く観察すると、
フラットスポットができている箇所が見つかりました。
紙やすり240番、600番、1000番をアルミLアングルに
両面テープで張り付けて、アイドラーを実装状態で回
して接触面を少しずつ削って修正しました。
3.「ゴーゴー」ノイズ対策
・軸受けへの注油
オイルの粘度ISOVG32のものにISOVG68を30%程度混ぜた
ものを使いました。
オイルの粘度によってノイズの出方が変わるので、
ノイズを聞きながら粘度の調整が必要です。
・プーリーの掃除
無水アルコールを綿棒につけて、モーターでモーター
プーリー、ステッププーリーを回してゴム屑等を取除
きます。
・ゴムベルトとアイドラーの掃除
無水アルコールはゴムを少し浸食するそうなので、
使用は禁物です。
ここは必ずベンジンを使って、ゴム屑等を取除くのが
良いです。
4.その他の対策
・アームボードの変更
アクリル製と思われるボードが付いていて、固有の
響きが乗っているようだったので、朴(ほお)材を
使って自作しました。
朴材は、まな板にも使われていてきめ細かく軽い材質
ですが、音質的には変な響きが無くて解像度も上がる
のでなかなか良いと思います。
TD124のアームボードは、硬くて重いものはだめだそう
で、桐の合わせ板等が推奨されているようです。 |
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