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[12944] TD124レストアの詳細返信 削除
2019/7/24 (水) 22:08:28 ED
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1.「シュルシュル」ノイズ対策
 ・テフロンワッシャーの挿入
  ステッププーリー、アイドラーのシャフトにあるはずの
  テフロンワッシャーが欠落していたので、0.5mmと1mmの
  ものを購入して高さ調整しながら挿入しました。

 ・ゴムベルトの交換
  オリジナルと思われるベルトを裏返して使ったらこの
  ノイズが激減したので、ベルト面の荒れがシュルシュル
  ノイズの主原因と思われます。
  ベルト自体が劣化していたので、安価なcatfight製340
  mm×4mmに交換しました。

  オリジナルは6mm幅のようなので、少々強度不足で音質が
  やや柔らかくなりますが、タイトな音を求めなければ使
  えると思います。
  高価な専用ベルト?も試してみましたが、テンションが
  強すぎて音質もガチガチに締まりすぎて好みに合わな
  かったです。

2.「コトンコトン」ノイズ対策
 ・アイドラーの研磨
  5倍ルーペでアイドラーの接触面を注意深く観察すると、
  フラットスポットができている箇所が見つかりました。
  紙やすり240番、600番、1000番をアルミLアングルに
  両面テープで張り付けて、アイドラーを実装状態で回
  して接触面を少しずつ削って修正しました。

3.「ゴーゴー」ノイズ対策
 ・軸受けへの注油
  オイルの粘度ISOVG32のものにISOVG68を30%程度混ぜた
  ものを使いました。
  オイルの粘度によってノイズの出方が変わるので、
  ノイズを聞きながら粘度の調整が必要です。

 ・プーリーの掃除
  無水アルコールを綿棒につけて、モーターでモーター
  プーリー、ステッププーリーを回してゴム屑等を取除
  きます。

 ・ゴムベルトとアイドラーの掃除
  無水アルコールはゴムを少し浸食するそうなので、
  使用は禁物です。
  ここは必ずベンジンを使って、ゴム屑等を取除くのが
  良いです。

4.その他の対策
 ・アームボードの変更
  アクリル製と思われるボードが付いていて、固有の
  響きが乗っているようだったので、朴(ほお)材を
  使って自作しました。

  朴材は、まな板にも使われていてきめ細かく軽い材質
  ですが、音質的には変な響きが無くて解像度も上がる
  のでなかなか良いと思います。

  TD124のアームボードは、硬くて重いものはだめだそう
  で、桐の合わせ板等が推奨されているようです。

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