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[13610] Re:画像の高周波成分とは?返信 削除
2020/1/25 (土) 21:18:49 Go
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 先の画像は、Sonyのコンパクトカメラで
撮影したものですが、真面目に紹介しようと
するなら 一眼レフか何か、マニュアルモード
で撮影したデータを使うところですね。
 なにしろ、コンパクトカメラのフルオート
だと、明るさ以前にホワイトバランスや絞り
というか焦点の合わせ方が機械任せになり、
撮った画像ごとに見え方が変わってしまいます。
 収録する際の条件を揃えることが、比較
の第一条件になります。

 画像の圧縮も音声のそれも、原理は似た
ようなものと思っていいです。
 音声情報を圧縮しようとすると、、いや、
その前に圧縮って何かという話します。

 デジタル化すると 0か 1かの並びになる
情報を少ないデータで表現するには、1が
いくつ並んだ後に 0がいくつ続き、という
伝言みたいな形式にするのが、圧縮の原理。
 とすると、連続してたり規則正しい情報
と、ややこしい並び方してる情報とでは、
少ないデータ量に変換しようとする際の
手間が変わります。 音声なら、高周波の
部分を、手っ取り早く 17kHz以上を捨てて
しまうとかで、データサイズを低くできます。

 画像の場合、白一色の画像を Jpegにする
とデータ量は殆どないというと大げさだけど
小さいものです。
 穂先がたなびいてる大草原の画像とかが、
圧縮の難易度が高く、油絵の要領でつぶして
しまえば少ないデータで表現できるので、
圧縮率を上げてしまうと広大な大自然の映像
なんかで差がでて、拡大すると穂先が実は
視えない、なんてことになります。

 あまりデータ量を増やせないという要求に
に従いながら微細な情報も残すために、圧縮
アルゴリズムを進化させなければならないし、
細かい情報が消えてしまうと 4K情報だとか
言っても視聴上の効果が感じられなくなって
しまう(のっぺらした映像になっては違いが
感じられない)ので、まわりまわってくり
返す話ですが、やはり技術は進化します。


 なので余談すると、よく科学捜査な場面で
衛星写真を「もっと拡大しろ」といって、
したら人物の顔まで判るくらい詳細になる、
あれは有り得ません。 失った情報は復元
できないし、それをやったら機械任せの
情報補完です(ナンバーの一部が読めない
時に勝手に数字をあてはめるくらい、乱暴
な話です)。

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