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[13827] Re1:Bホーン内側磨きこみ返信 削除
2020/3/16 (月) 16:00:24 三等
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▼ Jさん、ハリさん
重作業お疲れ様でした。


お尋ねの件、少々長いですが、書いてみました。

相談事項
@リムーバーはかけなきゃいけないですよね?

凹んでいる所こそがパテを埋めたい所であるのに、そこはヤスリが当たらない所で、塗膜が残る所です。
全てを取り切るために剥離材を使うべきでしょう。

◇1 付着力テスト
既存塗膜の付着する力が足りているか確認します。

塗装面をカッターで碁盤目にカットし、セロハンテープを貼り付け、勢いよく剥がし、テープについてきてしまった塗膜の状況で確認するのですが、既にわんこさんが上げてくださった動画の中で、探針で塗膜を引っ掻いている所が写っています。比較的簡単に素地から筋状に剥がれているのが確認できます。
この既存塗膜を頼りに何かしらをくっ付けるのは、剥離・剥落の恐れありと判断します。

◇2 溶剤ラビングテスト
既存塗膜が溶剤で溶解する状況を確認します。

指先に付けた少量のラッカーシンナーを既存塗膜に10円硬貨大の円を描くように擦り付け、溶ける様子を確認します。

製造当時の塗料技術・コスト・製造工程を考え合わせると、アクリル系の塗料が使われていると予想します。
耐溶剤性は低く、ラッカーシンナーで容易に再溶解してしまうタイプの塗料です。

既存塗膜が溶けてしまう場合、次工程で使うもの:パテ/ボンド/塗料にたいして溶剤適正がないと判断します。


◇1と◇2どちらもクリアした場合のみ、既存塗膜の上に塗り重ねが可能
◇1・◇2どちらかが不適だった場合は、既存塗膜を除去

既に◇1 が不適でしたので、今回は除去、剥離材の使用をおすすめします。


A塗装の手順は、下地材→本剤?

一般的には、下塗→(中塗)→上塗
仕上がり要求品質に応じてトップコート

アルミ素地に対して直接塗れる塗料があります。
アルコSP
http://www.natoco.co.jp/pdf/xs.pdf
塗膜硬度も2Hから3H、比較的硬い塗膜を形成します。
板金屋さんの使い馴染みのある同等品でOKかと思います。

継時で付着力の低下が心配なミッチャクロン等のプライマーは、個人的にオススメしません。
個人的には、染めQの性能評価に対する姿勢に疑問を持っていますのでオススメしません。
使用経験から良い印象をお持ちでしたら、この限りではありません。

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Cyclamen v3.491
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