| ▼ Jさん
こんいちは
> 増粘剤の必要性はどのあたりにあるのでしょう?
お前は、ちいせーな、細かいんだょ!と言われそうですが……恐れずに書きますw
> 1層目などは、下地への食いつき考えると粘度低いほうが良い?
おっしゃる通りです。
細かい凹凸、ヤスリ目に入れ込むためには低粘度な方が都合いいです。
温度 低い←→高い
粘度 高い←→低い
硬化 早い←→遅い
ポットライフ 長い←→短い
1層目はボンドのみで施工し、
2層目以降はSUS粒を練り込んだものを塗り重ねる事を想定。
塗り方は、池の水位を上げながら面積を広げていく感じではなく
お椀の厚みを内側に増して行く様に均等に厚みを付けて行く感じを想定。
塗りつけたエポキシボンド(特に1層目)が
ゲル化する前に流れて底面に溜まってしまうでしょうから、
「流れない厚さしか塗らない」のではなく
「流れない粘度にする」ために増粘したい。
日中の気温の高い環境の場合、
そこそこの塗布量までなら心配も少ないのですが、寒かった場合は…
作業自体は外で行ったあと
寒いと硬化しないからという事で、
室内に持ち込み室温環境下で養生しようする場面で、
室温に温められたエポキシボンドの粘度が下がり、流れる・溜まる。
これを予防したいので粘度を上げたい。
ポットライフの範囲内であれば
ボンドにSUS粒を練り込んだ状態でも、安置すればボンドだけが流れます。
SUS粒ボンドを施工した層中の上層域では、SUS粒を繋ぐ為の樹脂が足らない状態になりがちです。
すると粒間の結束力が低くなり、脆くなる。塗り重ねると更に……。
これを粘度を上げて予防したい。
流れてしまっても構わない場合や、流れて出来てしまった粒々間の隙間を気にしない場合は、
増粘せずにそのまま混ぜて施工でOK。
作業イメージとして「流し込む」で行こうとすると
厚みを付け過ぎてしまい、流れ・溜まりが出来やすいです。
増粘しなければ「塗り付ける」場合でも同じですが……。
以上、細かい事でした。 |
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