| さすが仕事が早いですね。
粗方の塗装が剥離出来た様で、安心しました。
改修ダンプ材の塗布について、
繰り返しな部分もありますが念のために書きますと……
ボンドをそのまま使う場合は、厚さを0.5mm/回 以下で
SUS粒入りボンドは、厚さを5mm/回 以下にしてください。
@ 最初に、SUS粒を入れずにボンドだけを擦り込む様に
塗り付けます。アルミ素地のヤスリ目にボンドを入れ込み、
付着力を挙げる為です。厚みを付ける必要はありません。
ご都合により次のどちらかをお選びください。
・次工程までの硬化待ちが可能な場合は、粘度調整なしで塗る。
(塗り込みやすいが、次工程まで待ち時間が掛かる)
・次工程で硬化待ちをしたくない場合は、粘度調整して塗る。
(塗り付けにくいが、次工程を待ち時間なしで行える)
A 主剤・硬化剤を混ぜたボンドに増粘用の粉を混ぜ、粘度を調整します。
そこへSUS粒を練り込み、塗布する。
・滑らずに塗り付けられる場合は、そのまま塗り付ける。
・滑って塗れない場合は、表装のボンドをそぎ取ってから塗り付ける。
そぎ取ったボンドは捨てるか、SUS粒ボンドを塗布した後、表装を
整える作業段で使用する。
B 塗布したSUS粒入りボンドをゴムベラ等で撫ぜ回すと、SUS粒が沈み、
相対的に余剰のボンドが浮き上がって来ます。
肌が滑らかになる様に、左官作業の要領で整えてください。
ボンドが浮き上がってこない場合は、ボンドが適正量かそれ以下な場合、
粘度が高すぎな場合が考えられます。感触と肌の巣穴の状況で確認して
下さい。
ボンド量が少なすぎた場合と粘度が高すぎた場合は、層内に気泡を多く
巻き込みやすくなり、音響的にも機械強度的にも好ましくありません。
少なすぎと、粘度高すぎな場合は、
主剤・硬化剤を混合撹拌したボンドを投入し、先行して塗り込んである
SUS粒入りボンドに練り合わせて粘度を再調整してください。
粘度”再”調整の際のSUS粒入り高粘度ボンドは、そのままホーン上で
練り合わせても大丈夫ですが、ホーンから回収した方が混ぜやすいで
しょう。
いずれの作業も、塗布量、調整量を確認し、左右のホーンでマッチン
グを図って下さい。
注意:必ず主剤・硬化剤を混ぜ合わせたボンドに対して、増粘材、SUS粒
などを投入し撹拌・混錬して下さい。
SUS粒入りボンドの粘度再調整などの場面では、主剤と硬化剤を混ぜた
物を投入してください。主剤と硬化剤を別々に投入すると撹拌不良に
よる硬化不良が起きます。エポキシボンドは乾燥による硬化をしません。
除去には溶解・洗浄が必要になり大変です。 |
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