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[15356] Re2:苦手な世界返信 削除
2022/5/18 (水) 11:54:31 Go
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紹介された視聴環境
https://online.stereosound.co.jp/_ct/17535191
を見直して精査しました。

[無線アクセスポイント] -(LAN)-> [NW-SW]
-(LAN)-> [NAL] -(USB)-> [DAC] -> [AMP] -> [SP]

 この構成で、DACにクロックジェネレータの信号を
いれてますね。

 クロックジェネレータが PLLの発振信号を DACでは
なく外部から取り入れてるだけなら、その効果は DAC
からの出力タイミングが平滑化される効果に現れます。
 サンプリングレートに対して忠実にアナログ波形を
作る効果です。

 前段で LANケーブルの影響が明らかに出るとなると、
まずあり得るのがネットワーク伝送中の状態が、
むらのあるバーストから理想的なパケット間隔になる、
でしょうか。
 https://internet.watch.impress.co.jp/cda/special/2005/06/06/7887.html

 変調器にデータを渡すときに、バースト出力にすると
うまく受け取れない機器もあります。
 無線伝送では、キャリアに情報を載せて送るので、
その間のデータは綺麗に並びますが、帯域が十分な
有線ネットワークでデータを送ると、レートにむらが
でやすいです。
(Windows PCでは、タスクマネージャで受信中のレートを
 確認できます。)

 極端な想像すると、100Mbpsの LANで 10Mbpsのデータ
を送る時、0.1secに 100Mbps、残りの 0.9secは 0bps、
そういう伝送すると、受信側のバッファ処理(データの
受信はチップが割込みで処理しますが、バッファへの
引き抜きと送り出しは制御CPUの仕事であることが多い)
で、負荷が激しく変動します。
 プレイヤー機器は割込み処理優先のリアルタイムOSか、
それに準じる内製ソフトを使うので、データの送り出し
にむらが出るものと考えられます。
(通信レート 14,400bpsの時代ですが、サティスファクション
という綴りが思い出せない専用CPUで制御する FAXモデムを
使ってた頃、PC側でどれだけ激しい処理をしててもデータの
取りこぼしもなく安定してた記憶があります。)

 なので、LANケーブルの違いによる影響というより、
理論上はネットワークスイッチの処理能力がまず第一と
思いますが、ケーブルの品質でノイズが乗りやすい、減衰
による受信ロストが少ない、といった違いが観測できれば、
プレイヤーの内部処理をトレースして音質への影響を
証明できるのではと思います。

 ボーレートの低いシリアル通信の時代は、オシロスコープで
波形を観測しながらデバッグしましたが、Gbpsクラスの
ネットワークの測定は、機材が高そう。。


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