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[16138] Re5:真空管の寿命について考える(5)返信 削除
2023/3/12 (日) 22:39:07 ED
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▼ 好事家さん

> あれからHickok800を使用した6CA7の測定実績?を調べました。
> 余計分からなくなりました。(^^;)


Hickok800について、色々調べていただきありがとう
ございます。

私もこの測定機は見よう見まねで使っている状況で、
測定の達人レベルではありませんが分かっていること
を書いてみます。

先ず入手したHickok800は、信頼できる?球露屋さんが
校正したもので、標準の電圧値にはなっているハズです。

AC電源については、電圧変動に対応できるように電源
トランス一次側に巻線ボリュームが直列に入っています。

従って、LineTest時にこのボリュームを調整して中点
に設定できれば、AC電源が100Vでも115Vでも測定値は
変わらないということになります。

それから、電源トランスの容量ですが、真空管試験機
としては大型のものが使われているようです。

しかし、流石にKT88や6550の測定になると、電圧降下
でやや低めに測定結果が出るようです。

試しに、拙宅で1年ほど使った6550の測定をして見たら
、gmは8500〜9500mA/V程度(新品11000)になり、ほぼ
予想通りでした。

問題のEL34についてですが、この球も新品のgmは11000
なので、7500ということはgmが68%まで低下している
ことになります。

それでHickok800のGood判定は、「まだ使えるけど交換
時期に近づいている」となったのだと思います。

それから、Hickok800の管種毎の設定データ表にある
MUT.COND(相互コンダクタンス)についてですが、
これは新品時のgmではなくて、GOODとREPLACEの中間点
を示しているようです。

EL34ではこの値が6000で、メーターの中間点が6000に
なるようにENGRISH値を指定しているのではないかと
推測しています。

真空管のGOOD判定とgm測定の違いを知らずに、さらに
私も誤解したメータースケールの見間違いにより、
3つのサイトの測定値がバラバラになっているのだと
思います。



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