| ▼ EDさん
> そしてカスコードになっていて、球とFETが直列に
> 接続されているので実際のEpは300V程度で、P損失
> 25Wを考えるとIpは70mA程度の動作ではないかと
> 推測します。
それでも150Vの倍ですからスッキリとはしませんねー。
> EL34の規格表を見ると、Ep=250V、Eg=-13.5V、
> Ip=100mA時にgmが11000になると読み取れます。
>
> できるだけ正確に測定するのなら、この値を使う
> べきだと思います。
Ep=250Vには同意です。
> しかし、真空管測定機は測定時の球への負担や
> 色々な管種への対応を考えて低めの電圧に設定
> しているようです。
先日紹介しました米国のスペシャリストが非常に優れたテスターとして評価しているHickok TV-2はEp 250Vまで対応しています。
詳しい事は以下のHPを見ると分かりやすいです。
http://amp8.com/amp-etc/v-tester/tv-2b-u2.htm#ee
そしてGrid Signal VoltageがA,B,CポジションでAC 0.25V、DでAC 0.5V、EでAC 2.5Vと設定出来ます。
Hickok TV-2での各種真空管での設定リストは以下の場所からダウンロード出来ます。
https://bama.edebris.com/download/military/tv2u/tb11-2661-1.PDF)
6CA7は11ページの上から4番目です。
プレート・スクリーンは250V、バイアスは13.5V、GM.SIGがBですからAC 0.25V(ピーク約0.35V)。
ここまで分かれば早速その条件で測定します。(シーメンス EL34))
Eg=-13.15V Ip=77.5mA
Eg=-13.85V Ip=70.6mA
gm=(77.5mV-70.6mV)/(13.85V-13.15V)=9.86mA/V
> そもそも、真空管そのものが新品時でもgm値が
> 10%程度の誤差は普通で、20%以上の誤差もまれ
> ではありません。
そして調整された真空管測定器の誤差が10%から15%あるとなれば、診断結果でリプレース判定されても...(^^;)
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