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[16180] Re12:真空管の寿命について考える(6)返信 削除
2023/3/18 (土) 23:45:05 ED
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▼ 好事家さん

TV-2は初めて見ましたが、測定条件を変えることが
できるようで凄い測定機ですね。

ただ、測定用の真空管アンプを内蔵しているので、
キャリブレーションが大変そうです。

TV-2の測定データを使ってgmを再測定されていますが、
Epを高くほどEP-IP特性曲線の縦軸の幅は広がる傾向
なのでgm値が大きくなるのは納得です。

ただ少し気になるのは、中華球のゲッターが管壁を
垂れ下がるように付いていることから2000時間程度
使っているものではないかと推測しています。

この状態で、gm=9.86mA/Vはあまりにも良すぎるような
気がします。

真空管規格表ではgm測定時のグリッド信号電圧が記載
されてなくて、この値が小さいほどgmは高くなる傾向
があるのでこの差が出ているのかもしれません。

恐るべし中華球!!

一つだけ気になる点がありますが、Ipの測定はプレート
とB電源間に入れていますでしょうか。

カソード側に入れると、p電流にsg電流が乗って測定値
が変わってしまいます。

> そして調整された真空管測定器の誤差が10%から
>15%あるとなれば、診断結果でリプレース判定されても...(^^;)


真空管の寿命は、gm測定結果は一つの目安であって、
真空管の焼け具合やゲッターの付き具合、そして音
を聴いて総合的に判断することになります。

それにしても、今回の考察で真空管試験機の特性が
良く分かり、使いこなしで役立ちそうです。

真空管測定機の情報や球の実測データを提供して
いただき、ありがとうございました。

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