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[16192] Re5:真空管のマッチングについて考える(1)返信 削除
2023/3/23 (木) 20:21:35 こいし
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▼ 好事家さん

早速、ありがとうございます。

> > もっとも使用する中で変化がありますので、定期的に点検し
> > 必要に応じた組み換えも必須となります。
>
> この場合の点検は電流の測定でしょうか?


 はい。バイアス電流の確認で良いと思います。


> > (1)好事家さんのアンプ回路は、AC的には差動、DC的には独立
> >   動作となりますのでバイアス時のIpマッチングに拘る
> >   必要性はありませんね。
>
> そうなると、私のアンプの場合追加で2本の購入は必要なさそうにとれるのですが...


その通りです。

一般的な真空管のPPアンプでは、EDさんが書かれた通り
アウトプット・トランスの直流磁化の問題がありますので
トランスのDC許容電流以下になるような選定(ペア)を選ぶ
必要があります。これは単にバイアス時の1点で揃えるだけなので
それ以上の特性上の意味や効果はあまり無いと考えています。


一方で、トランジスタ・アンプなどでは多くのサンプルに
対して測定を行い、より特性の揃ったペア選定を行う場合が
あります。これと真空管で販売されるマッチドペアは異なる
と理解しています。

> アンプ購入時には中華管が左からNo1.No2.No3.No4の順で
>装着されています。(左CH、右CHの順)
> 購入直後オーディオアナライザHP 8903Aで測定すると、
>10W辺りで右CHが1%程度の歪率でした。(多分1kHzでの測定)
> メーカー発表値と同等なので問題は無いのでしょうが、
>左CHはその半分以下だったので気になりました。


この歪の結果をどう捉えるかかでしょうね。10W辺りで1%程度
とは実用上かなりの性能と考えますし、コンデションとして
問題ありません。


話は変わりますが、
最近の志向としてはアンプ性能は歪が少ないことが一番で、
歪の少ないアンプを経験すると、劣るモノ使えないと
感じています。

そのため、今回のテーマに対して再測定を行い、より少ない
歪の組み合わせが見つかり、試聴でも差異が感じられましたら
それがもっとも良いマッチングと考えます。

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