| ▼ 好事家さん
HEATHKIT TC-2は、程度が良さそうですね。
エミッション試験機は、ある1点の動作点で直流的な
動作をチェックしているものだと思います。
プレート電圧とグリッドバイアス電圧が決まれば、
EP-IP曲線から標準的なプレート電流値が分かります。
この値と実測値を比較して、真空管の良否を判定して
いるはずなので、整流回路の内部抵抗や電圧の変動で
測定値が大きく変わることが想定されます。
試験機に装着した真空管の足を少し浮かせるか、
別ソケットの同じ電圧が出ている端子で実際の動作点
(EpとEg)を調べてみてはいかがでしょうか。
この点で、gm試験機は、グリッドに交流を入力して
動作点付近の電流の変化を微分して判定しているので
試験結果がブレにくいという特徴があります。
余談ですが、私のHickok800はバイアス電圧供給回路の
巻線抵抗の断線や整流管ヒーター電圧が4Vしかないと
いう問題が発覚して修理に没頭している状況です。
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