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[2113] Re:体験の総括返信 削除
2004/2/24 (火) 15:15:30 meitei
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う〜ん、まだオフの感動が覚めやりませんね。
色々、体験できて素晴らしかったんですが、特に以下の点
が印象的でした。

1、小出力のミニアンプで(高能率の)大型SPを鳴らす

わずか2球、2Wのミニワンが大口径の2ウエイシステム
をドライブした音が印象的でした。ミニアンプは「こじん
まり」とした音を狙うものと言う刷り込みがあったんでし
ょうか。意外性があり、感動しました。音源にもよるので
しょうが、堂々の鳴りっぷりで、青年は大いに啓蒙されま
した。小出力アンプは高能率の大型SPシステムに相性が良
いと言うことが実感されました。今度は、作りっぱなしの
6V6を再評価してみたいです。

2、小口径SPの意外な実力

持参した8cmバックロード、小口径にしては帯域バランス
が良く綺麗でまとまった音という評価をくだし、自宅でポ
ップス等の軽い用途に使ってました。あくまでもサブ用途。
今回のオフで、本格的な駆動系を用いて試聴させていただ
いて、文字通り驚愕しました。

チューンドCDP→300B S→8cmバックロードの音です。

ダイアナ・クラ−ルのボーカルの鮮度、ウッド・ベースの
重低音、信じられません。自宅では実力の数分の一程度しか
出せていなかったようです。見かけのサイズから、物理的な
限界を頭の中で枠設定していたのか、実際に聴いた音は、
俄かには信じがたいスケールでした。反省です。

いけださんに持参していただいたシベリウスのシンフォニー
には痺れました。凄いステレオイメージ、音場感の精密さ、
予想外のダイナミズム(・・・これは6CA7ppの時だっ
たかなあ)。自分のSPなのに惚れ直しました。きちんと
SPをドライブすることの大切さを知りました。


3、1、2のまとめ・・・実験系オーディオ、体育会系(笑)

1と2はアンプ・駆動系とSPシステムの関係の裏表なんで、
分かっているつもりでしたが、実は分かっていなかったみた
いです。実験は大事です。色々やってみて(やってもらって)、
聴いてみて、ようやく分かる事が少なくないんですね。やっぱ
体を使って、動かないと駄目ですね。子供系・実験系にも得る
所、きわめて、大でした。

3、クラフト系の面白さ

今回はプロ2人が参加されてるんで、クラフト系と言うと語弊
があるんですが、機材もソフトも作り手の顔が見える、カスタ
ム・手作り系アイテムが中心でした。レディーメイドの吊るし
では絶対に味わえない世界だと思います。自分で組み、悶絶し
ながら、チューニングを追い込んだSPシステム、半田ごてで
火傷しながら配線した管球アンプ。快感の深さが、全然違うと
言い切ってしまいましょう(笑)。

自分でいじらないオーディオは・・なんだか、つまんないっす。

私の場合、限られたスペース、限られた原資の、言わばローエ
ンドのオーディオ趣味なんですが、今後に光が見えてきました。
オーディオは色んな楽しみ方ができるんですねえ。原資とか物量
に依存しないオーディオの面白さが再発見できたように感じてい
ます。有難うございました。

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