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[2206] Re:オーディオ的楽しみ返信 削除
2004/5/15 (土) 01:44:47 eiji
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▼ わんこさん

こんばんは。
話がかみ合って来ましたね。
わんこさんの理解力と文学性と情熱に脱帽です。

> テストカットされたラッカー盤は レコードの原型
> ですよね。そこでのモニターリングは どんなことを
> 主にしてモニターするのか興味があります。


まず、各曲の音量レベルを揃えます。
次に、レコードとして聴き映えするように必要なら
イコライジングします。
特に内周に行くに従ってハイ落ちするので要注意。
ヴォーカルの子音が歪む場合は、中高音域だけに作用する
リミッターをかけます。
できるだけ高いカッティングレベルになるように
マニュアルコントロールします。(一筆書きで!)
立ち会ってくれる人とテストカットと試聴を繰り返します。


> スレッドの最初のスーパーアナログ
> はマスターテープをそのままカッティングされた
> 様に説明がありましたが そのまま入れれば良いという
> ものでもないとなりますよね。


クラシック音楽は、演奏そのものが完結していますから
マスターテープをそのままカッティングした方が良い
場合が多いです。


> ジャズファンがオリジナル盤を偏重するとすれば
> eijiさんの立場の方は 異論があると思います。


国内盤は、品質にかなり問題があったように想像される
コピーテープをマスターテープとしなければならないので
盤質が悪くても、50・60年代のオリジナル盤は貴重
だと思います。
再発売ディスクは、管理の悪そうな原盤を再使用しそうで
期待できません。
再カッティングするとしても、機器の状態も違うし
初版時の熱気までは・・・
オリジナルマスターテープも相当傷んでいるはずですから
ルディーバンゲルダー自身がマスタリングしたと宣伝して
いる最近のCDシリーズに興味があります。


> 既にイコライズドされているとすると その後の過程に
> 任される部分と既に修正不可能な部分があるってこと
> ですよね。同じマスターで製作しているのだと
> 思っていました。
> また カッティングする機械も違うでしょうから
> 色々な要素が関わってくるんだと想像できます。


はい、そのとおりです。


> 確かに レコードってあまりにも原始的だと思います。
> それより どうして溝をトレースするだけであれだけの
> 音が出せるのか不思議です。ロマンチック。


音溝ができる原理は、スピーカとまったく一緒です。
ヴォイスコイルの同軸上にフィードバックコイルが
仕組まれていて、1KHz近辺のメカニカルピークを
強烈に抑え込んでいます。


> eijiさんは 50〜60年代のジャズを聴かれます
> でしょうか? それとクラッシックを主体に楽しまれる
> 方と 隔たりがあると思います。
> これはあくまでも一般論ではありません。私の
> 場合です。


B・エヴァンスは好んで聞きますが・・・


> 私はオーディオが復活して過去の憧れを今になって
> 消化しています。
> それが上手くいったらもっと世界が広がって
> 今のオーディオや将来のオーディオにも興味を
> 傾けたいと思っています。


益々のご発展をお祈りします。

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