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[2688] 圧縮オーディオに触れて感じたこと返信 削除
2005/3/21 (月) 14:24:51 わんこ
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▼ meiteiさん

休日出勤ご苦労様です。レスどうもです。
今日は良い天気なのですが 花粉症が酷くて外に
出られません。

それで少しオーディオしました。
色々と感じ、考えました。オーディオってなんだろう

> どうもMP3等の圧縮オーディオには反応できませんです。

詳細な説明をありがとうございます。
周波数帯域的にもMP3は狭いんですね。
ソフトな音になるのが分かります。

> 自宅のデスクトップオーディオのレベルでもCDのダイレクト
> な再生とMP3ファイルの再生では大差が生じます。そこそこ
> 以上の再生環境を前提にすれば、やはりMP3でのオーディオ
> 再生は ちょっと 厳しいと言うことになると思うのですが、
> いかがでしょうか。


私のディスクトップでは 歌謡曲だからか CDRと
itunesの記録とでは あまり差が感じられませんでした。
それで リビングのメインシステムで聴いたのですが
CDR(かなり音が悪い簡便な録音タイプ)と
思ったより大きな差がありませんでした。
勿論感じるのですが ブラインドで一発で当てられるか?
と聞かれると自信がありません。
と言うのも それぞれの機械の音量が違って合わせている
間に記憶が薄れてしまうんです。
前のサンバレーの時みたいに アンプのレベルを合わせて
の瞬時切り替えだと分かり易いのでしょうけど・・

さて その後です。

iPod は ヘッドホーンで聴くと 音のバランスが
大変良いのです。驚きました。
ディスクトップオーディオより いいかもしれない。
夜中も大音量にできるし。

中高域の五月蠅さが少なく まろやかで 聞き疲れしない
これが良いです。まさに 圧縮オーディオ向けの装置
なのでした。

そして もう一度メインシステムでかけましたが
オーディオ的エッセンス、感動は少ないですね。
前のスレッドでダンロードさせてもらった オット・プさんの
ライブをiPod miniでかけてみましたが 充分に堪能できました。
ライブの雰囲気まで伝わってきます。
もちろん いけださんが 録音された DADと
比べると違いますが 簡便な伝達方法として素晴らしい
と思います。世界の誰もが あのライブをかなりの
クオリティーで楽しめるのです。

ところで そのデジタルオーディオなんですが
どうも 今ひとつなんです。
我が家のチューニングがハイ落ちになっているのか
CDを聴いても iPodを聴いても シャッフルはもともと
聴く気になりませんが何だか満たされない。
どうもCDPの音の差も大きいようです。

立川一 と言われている(笑) 我が家の300B&
アルテック JBL混成米松BOX のシステムでは
冴えないのです。ファミレスで出てくる チン ランチの
味わいになってしまう。鉄板ではじける肉のジューシー
さ、熱さ、香りは感じられない。

結局、レコードをかけます。圧倒的です。
シェフィールドのロックなんて最高。ジャズ等の
アコースティックな音だと これだ! です。
血液が浄化される。

キースジャレットのスタンダードライブ A面の
最後の曲なんて痺れます!演奏 上手い 素晴らしい
音もよい ピアノもクリアーかつ力強い、シンバルが
美しく響き渡る!

AT33 VTGの高域の明るい音も ブルーノートだと
相性が悪いですが 現代的録音だと なかなか良いです。
ECMとAT33の組み合わせは相乗効果で キンキラ
輝く ゴールドがまばゆく光る世界です。
MCカートリッジの面目躍如。
人が何と言おうと アンバランスだろうと
私にとっては 快感 快音なんです。

とってもでないですが 廉価なCDシステムでは
太刀打ちできません。ホント
だってレコードの音の揺らぎ 出ないもんね(笑)

オーディオするなら CDなら無茶苦茶ハイコスト、
SACDで一気にアナログの世界で遊べるか?


以上私の 個人的な意見です。
私にとって オーディオをする時 琴線に触れる音の快感が
欲しいんです。
それは  平準化された ソース をビット数が減じられた
フォーマット下では得られない様に思われます。

微妙な音の調整 デジタルオーディオでは極めて難しい。
それより グライコやトーンコントロールを調整した方が
ずっと明快かも。

それに対してアナログの 歪み 響き 素材の音が
混入した中で ジャストフィットした音が出た時
CDの何百倍ものビット数で醸し出される音の
響きや 歪みと一緒に作り出される音のダイナミックさ
に体が反応してしまうのです。

40cmにも渡る長さのアームの先っちょの
細い 針が全てを1点で支えてこすられる姿
電信柱大の筆で 細かい字を書くが如く繊細。

その響きが部屋中を充満させる。
カートリッジはアクセサリーと違って それぞれの
世界を構成し表現してくれる。ケーブルをいくらさわろう
ともそんな完成品の世界は提示してくれない。
なぜなら カートリッジは多くの人の試聴に耐え、
評価された名器が存在しますが、ケーブルにはそれがない。
そんな原資があったら 同じ金額のカートリッジを買えれば
どんなに楽しいことか。本来、変質させることを禁じられた
製品と世界を造ることを目指された製品との差がある
からです。

壮大な オモチャのメカニズムを見ながら
その一部と 音がリンクしながら 快音が流れる。
音とイマジネーションの競演。
私にとってオーディオの楽しみのキモなんです。

圧縮オーディオとアナログを聴き比べ
こんなことを感じました。


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