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[2691] Re2:簡便ジュークボックス の完成返信 削除
2005/3/21 (月) 22:52:30 いけだ
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わんこさん、meiteiさん、こんばんは。
私も今日は仕事をしておりました。

ということで圧縮の補足です。
かくいう私も仕事で音を扱っていながら、圧縮には縁が
ないので妙な事を言ってるかもしれません(笑)。

一番単純な圧縮音楽・・・例えば8mmビデオのPCM音声や
デジタルビデオの12Bit音声なんかがこんな感じなのですが、
・・・・・
サンプリング周波数は44.1kHzだったり48kHzだったりですね。
次にビット数ですが、
CDでは16ビットと言われますが、その時、1ビットの「大きさ」
は全て同じなんです。文章では表現しにくいのですが・・・
ええと、方眼紙を思い出してください。
横軸が時間、縦軸が電圧だとすると・・・そうです。波形を
描くときの基本の升目は正方形です。
ところが圧縮音楽では縦軸が等間隔ではないんです。
例えば振幅の小さい所は細かく、振幅の大きい部分は間隔を
広く取る。
そうすることによって同じダイナミックレンジをより少ない
ビット数で実現するんです。
ちょっと乱暴ですがアナログテープで例えましょう。
サンプリング周波数はテープスピード、
ビット数はテープ幅、
です。
そういえばアナログテープでもありましたよね。
ドルビー、DBX、などなど・・
細いテープで広いダイナミックレンジを実現する為の
技術でした。
MP3やATRAC、ドルビーデジタル、DTSなどではもっと複雑です。
これも例えるのなら・・・
例えば高い周波数を含まない音が来たらなんとテープ
スピードまで落として録音してしまう。
再生するときも同じようにすれば同様に再生されます。
そうしてテープ幅や長さを節約していくんです。
そんなわけでMP3のようなデジタル圧縮音楽では縦も横も
可変間隔の方眼紙で波形を描いていくわけです。

そういえば・・
アナログレコードのRIAAカーブ、
これもカートリッジの特性や耐キズ、耐ホコリなどを考慮した
もので、これも一種の圧縮音楽といえるでしょう。

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