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[2725] 蘇った CD−15F返信 削除
2005/4/9 (土) 23:45:06 わんこ
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昨日、マランツサービス から CD−15F が
修理を受け帰ってきました。片方は私の愛機、そして
もう片方はドナーとなったshunyuukiさんから譲り受けた
CD−15F。

何が何でも存続し 使い続けたいが為に 貴重な
1台を使いました。原資もお得の概念からは許せない
くらい使っています。

マランツサービスのK様により、メカの交換、レーザー
パワー測定、フォーカスオフセット調整、その他
ベルト類を4本交換してもらいました。
ベルト類は1600円 後は技術料で 大変リーズナブル
なお値段でした。

私はCDー15を永く使いたく 3年くらい前に
新品のメカに交換したにも係わらず 今回 レーサーダイオード
がダメになってしまいました。

理由の一つとして 私は ポーズでそのままにしておく
時間が長かったのです。それが原因かもしれない との
ことでした。同様にされる方がいらっしゃいましたら
注意ください。

現在 フィリップスとマランツとは関係なく
フィリップスが家庭用のオーディオから殆ど撤退して
しまったそうで、今後メカ等は入手のあてがないのが
現状です。
中古相場の高騰が予想され ユーザーにとっては
あまり好ましくない状態になると思います。

私個人の素直な気持ちとして、これだけメカの維持が
困難で 費用がかかる現状を鑑みますと、絶対に
このメカでなければならない!との方でなければ
新しいCDP SACDとの試聴し比較検討
していただきたいと思います。
簡単に言えば 性能の劣化した またはそれに怯えて
使うCDPより 新しいCDPの方が良いのでは?
ないかと思います。

***

今日  帰ってきて CD−15改を聴いた感想です。

CDPの音は ご存じのとおり アナログに比べて
大変微妙な音の違いなんですね。改めて感じました。

カートリッジみたいに 低音がどーんと出たとか
明らかに優しい音とか 帯域バランスが少々違う
と言う変化が少ないです。

私見では 10万円を超えると かなりの音が
出ているみたい。
その10万円台のと、次元の違うクオリティー つまり
直ぐに聴いて圧倒的に違うね! と断言できる音の差は
相当なお値段の差になると思います。
特にポピュラー音楽ではCDPによる音の差が
得にくい気がしました。(対アナログ)

戻ってきた 0.05ppm精度のクロック交換、
最新オペアンプ交換、電源周りの配線の改造
を行っている CD−15改ですが 聴いた瞬間は
あれっっ?? でした。

比較のソニーの10数年前の10万円ちょっとのCDP
である、CDP−502ESと聴き比べて
圧倒的に違うことはありませんでした。
思い入れと原資があまりにも違うので 心中穏やかでない
くらいでした。

ソニーのも穏やかで中低域がふくよかですので
鳴りっぷりでは結構似ています。同じマランツでも
CD−34の等のマルチビットタイプの方が違う
様です。

15分くらい使っていると 音が大きく変化するみたいで
細かい音が出てきて 音場感がかなり変わってきました。
私は暖気が必要な機器があまり好きではないのですが
今回は期待もあって かなり違うのを認めざるを得ま
せんでした(笑)

アナログのカートリッジでテクニカのVM型
カートリッジとMC型カートリッジの違いくらい
の細やかさの差と感じました。

また 数週間前の記憶で、ドナーとなったshunyuukiさんから
譲り受けたノーマルCD−15Fの音との違いは
結構ある様に思います。音色ではソニーのが
ノーマルCD15との間にあるくらいです。
それくらい 私のCD−15改は違います。

ピアノの音が和音で それぞれの鍵盤の音が聞こえる
とでも申しましょうか、音の粒が 川で磨かれた玉砂利
に分離します。ノーマルCD−15はそれがだまになって
分離しない感じです。その分 ノーマルの方が力強く
音の粒が大きいです。
改造したのは クラシックの音場感 音の広がり 前後感
上下感 そして レンジが広がった感じです。

クロック交換された私のは、CDからSACDへの変化に
近い感じです。正直ガッツンは足りません。
音量を上げたくなる音です。

その後 DACを14ビット?のティアックのDACに
しましたところ 音がガッツンガッツン 中低域から力強く
別の音になりました。今日の中では最も違う変化です。
やはりちょっと癖がでるのと ダイナミックなんですが
頭打ち的な音みたいです。4ビートのジャズやピアノの左手の
力強さとかは これが一番でした。
ただ 見通しの良い音場感や しなやかさは 減退します。

今日の力強さの変化で一番大きな差は DACが一番効き、
クオリティー 音場感ではクロックとオペアンプの違い
が大きく、CD−15とソニーのでは クオリティーの
違い 音色の立派さとして 感じられました。

CDPの音の差って ストイックですね。
神経をすり減らす傾向にあります。ケーブルの違いが
気になり出しました。CD−15改にはオーディオクラフト
のRCAケーブルですが これが中高域が弱めで とても
ソフト系なのが相乗効果になっているようです。

クオリティー的には アナログとも別の世界で澄み切って
いますので、もう満足できるレベルです。
CD−15改で アナログと対向できる感じです。
あとちょっと DAC等で力強い傾向に持ってゆきたい
くらいです。
後は快音に身を委ね 音楽に没頭しようと思います。

音の変化の違いは やはり アナログが遙かに大きく
出せますし 癖のあるレコード(往年のジャズ)が多い
ので アナログでより個性的な音を出して、分かり易い
変化で楽しもうといつもの結果にたどり着きました。

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