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[2746] アームを変えてビックリ返信 削除
2005/4/24 (日) 14:38:24 わんこ
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通常テクニカのロングアームはユニバーサルタイプで
SPUも使えるので愛用していて リファレンスとして
SME 3009Series III S にシュアーの
TypeVを装着しています。

ところが このTypeVが今ひとつ面白くありません。
優等生だし音数は少なくないしワイドレンジだし癖も
少ないんだけど どうも ココロを揺るがす鳴りっぷりが
しません。これよりナローレンジに聞こえる DL−103R
の方がジャズは元気だし中域は密度が濃いので 使う
頻度が少ないのです。

オークションのオーナーさんが SMEに装着すると
中高域が鮮明になるのでは? とアドバイスをしてくれた
ので 装着することにしました。

3009はテクニカのにくらべると オモチャみたいに
華奢な造りです。プラスチック?と思われる質感は
良い音がするのか不安になります。

3009はパイプごとシェルとなっていますので
気を付けながら交換します。

デッカのベースフレームはネジがバカになっていて
あまり強くしめられませんでした。
不安だなぁ・・・
先に書きましたが アームを触る音までSPから再生
されます。音が極めてのるでしょう。鳴くでしょう。
ダンプしたくなります。

*ロングアームのシュアー*

テクニカのアームに装着したシュアーのタイプV
何てことでしょう。音が良いのです。モワっとした感じが
へり音の緻密さが活かされるおと。ダイナミックとは
言えないけど彫りが深くなった。
ロックもうるさくなく大音量がかけられる音と
申しましょうか。「AT−33VTGは女性的でしなやか
だけど線が細いね。」
と言えるくらいたくましくなりなかなか良いです。

どうも 音はSMEより良さそうです。シェルの違いも
大きそう。 これは ありがたい発見です。

*おおっっ 鳴りだしたか!?

さて 3009シリーズIIIに装着したDECCAの
MARK V 音はどうでしょう。

当初 中域から中高域が弱く ドンシャリな音 でした。
構造が分からず 取り説も読まないので 針圧が1.5g
しかかかっていなかったのです。

軽量カートリッジなので 鉛の重りを2枚取り外しました。
そして針圧も2.5までかけて 再試聴。

 凄いダイナミックな音!

私がデッカのカートリッジに期待していた音です。
中低域の張り出し エネルギー感 太さ立ち上がりは
どのカートリッジよりも凄いです。それでいて締まりが
悪くないからいいです。ジャズのウッドベースは快感
です。

シュアーのType Vが滑らかなアメリカンV6
4.0リッターのエンジン だとすれば
デッカのマークVは 500cc単気筒バイクの
トルクの出方 とでも申せば近いかと思います。

振動多いでしょう 荒削りでしょう でも この
トルクの立ち上がり感は他に得難い音だと想像できます。

そしてドラムの音 パーカッションの音のスピード感が
あります。バシッとこちらに飛んでくる感じ。

キャブ車のダイレクト感とでも申しましょうか
疲れるけど 気持ちいい音。

独特の音場感があるか? と言われれば 確かに感じます。
音が中央に寄る感じ。左右への広がりが得意ではないよう
です。音の粒子の粒が小さく 後方に展開する音場でも
ないです。まだ 本領発揮していないので 現時点での
判断では。

SME3009に装着して 本領を発揮しだしました。
しばらく 他のカートリッジを脅かす存在として
愛用できそうです。

meiteiさんの聴かれる70年代ポップスにも相性が
良さそうです。

ぐふふ この音 聴いていただきたい!



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