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[2928] Svetlana KT88 始動返信 削除
2005/11/3 (木) 15:04:43 わんこ
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▼ meiteiさん こんにちは。

今日は私はお休みなので イソイソとSvetlanaKT88
を使い出しました。
20時間のエージングがされているそうですが
最初はまだまだ暖機運転という感じです。
那須好男さんの記事を読みながら 色々と妄想しています。

> KT88、良いですねー。自宅で息子がKT88シングル(多極管接続)
> →Jordan JX92を使ってますので、聴いてみました。彼がいつも
> 聴いているブラック・コンテンポラリー等には、濃い口のKT88が
> 合ってます。低域のボリューム、中域の密度感があって精悍/パワ
> フルなんですけど、ちょっと荒っぽい(^^;; うーむ。


KT88はネットをみても ちょっと高域が荒い?
みたいな記述がありますが どんなもんでしょう。
私は6CA7のppのUL接続しか知りません。
このKT88アンプはサラサラと軽く繊細でちっとも
荒くは感じません。

長男さんがお使いのアンプはmeiteiさん自作の
シングルアンプなんですね。
シングルアンプと言えば 清明で清々しい透き通った音
と言うイメージですが、多極管だと違うんですね。
その分エネルギッシュ。

ボーカル ピアノの高域 ギターのタッチの輝き
フルレンジが得意なのは シングルアンプが得意に
感じますが 如何でしょう。

>
> PPで聴ける奥行き間とか見通しの良さって言うのは、シングルと
> PPの違いもあるけど、「三極管結合」が効いているんでしょうか。


音の前後感はシングルアンプも得意だと思います。
ただ広くワイドレンジで特に低域のしっかり感 音階の
確かさ 締まりは ppアンプが有利だと思います。

那須さんの記事を読んでいます。ブーストラップとは
何でしょう。

位相反転回路にゲインが無い回路なので云々・・・

お時間のある時に 色々とお教えください。

**

数時間のインプレ。
私の感じとしては三極管接続もあると思いますが
シングルとppでは 基本的に音が違う感じがします。
シングルは音のレンジは狭いですが ソースの音によって
頭打ちのない伸びやかさ、素直な伸びが期待できる。
ソース自体が 周波数帯域 ダイナミックレンジ
を左右する感じ。極めて微妙な音が消失せずに
再現されるのが美点。

ppは最初からワイドレンジ、ダイナミックレンジが
広くその中で 入力が余裕で鳴る と言う感じです。
既に枠が決められている。
シングルは自分で音を立ち上げなければならないので
凄く物量が必要。そんな感じがしています。

その上に 今回の那須さんのアンプはゲインが少ないのも
音の傾向を表しているみたいです。
歪み感はとても少ないです。音が大きくなった時全然
うるさくない。
中域の張り出しが少ない。例えば矢野顕子さんのボーカルの
ポット浮かぶ感じがあまり表現されません。
逆に伴奏のピアノの変な響きが殆ど感じられませんし
周囲の空間はそこそこ再現される。シングルアンプは
ボーカルは浮かび上がるし ピアノの微妙な音色が出る。
シングルアンプは  音の音色を演出するのが得意なのでは
ないかと思います。

このppアンプは 押し出しがそれ程強くなく
プリアンプの音を聴いている感じがします。
ゲインの少なさは押し出しの少なさにつながっているかも
しれません。
クラシックの広大な音場を開くのが得意みたいです。
また イヤミが少ないので 落ち着いて音楽を聴けます。
大音量で至近距離のSPに対等するにはとても良好。
セプター2002には合いそうです。

逆に小さい音で ボーカルの女性と目の前で対話する
様な聴き方には あまり向いていないかも。ちょっと薄く
素っ気ない。でもその回りの空気感はよく分かる。
微妙な音色で聴かせるシングルアンプ、
力量で魅せるppアンプってところでしょうか。

まだまだ数時間しか聴いていませんので 大した評価
はできませんが、こんな感じです。
どんどん音が変わってきそう。

meiteiさん 球アンプ 楽しいです!

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