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[3076] 6CA7 vs KT88返信 削除
2006/1/19 (木) 11:03:41 わんこ
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快晴の空の下、室内でオーディオしています。
家族が居ない絶好のオーディオ日和。

まずは 6CA7 UL接続 ppアンプを
大きめの音量で聴く。パワフル 低域の締まりGOOD
音が前に出る。ブリブリ鳴る。

でも何だか騒がしい。高域の繊細かつ涼やかな鳴り方では
ないのが分かる。クラシックの弦を美しく と言うのは
ちょっと難しいか。毛羽立つ繊細さより、芯の強い音。
とにかく パワフルで押し出しが強い。ピアノの音が
硬く前に出てくる。これは良い。

NFBを3.8dBから 7.2dBに戻してみる。

やはりおとなしくなり、大音量では こちらが良い。
まろやか かつ静かになった。高域の細くなる感じは
あるけれど こちらが安心して聴ける。

でもなんだか 透き通った音 快音 では物足りない。
たぶんシングルアンプにすると そちらに軍配が上がる
だろう。

そこで 高域の伸びが不満に感じていた KT88に
もどしてみる。



こんなに違うのか・・・

眼前に広がる 音場感。確かに音は前に出てこない。
ピアノの右手は硬さが弱く 前にでてこない。
でも それよりキースジャレットのライブのシンバルの
美しさ。これが再現されないと このCDは不満なんだ
けど これなら充分に聴ける。あの時 高域の伸びに
不満を感じたのは何だったのか! 自分のいい加減さに
驚く。

クラシックの美しい鳴り方 ホールの響き こちらが
良い。KT88ってこんなに繊細な音がするの?
三極管接続だからか。




ここで 前段の12AU7 を換えて変化を試して
みることにする。

左がKOJIMA355さん
に頂戴して付けていた、CBSの7318 カチッとして
音が締まる傾向。密度感が高い と言う記憶。

それを meiteiさんが 制作時に装着していた 右の
フィリップス JAN 6189 に戻してみる。

数十分の試聴では 確実なことは言えないけど 前の
変化と同様。なにより低域が豊か。クラシックならこちら
が良い感じ。ボーカルは残念ながら 音像がふやけて
密度が下がる。ボーカリストの周囲の雰囲気の再現が
悪い感じ。音場が後方に大きく展開するのが良い。
キースジャレットのピアノは 一番柔らかい。

何回か交換して KT88の押し出しの弱さ 音像の弱さを
補い 高域のエネルギー感がよい 左のCBSに
した。

今日の昼間の試聴は 両者の音の差がよく分かりました。
6CA7が エネルギー感を必要とする ソースに良く
KT88は 至近距離で大きな音を出し 音が広がると
良く聞こえるソースに合います。
高域の美しさは 予想に反し KT88が勝っていました。

低域もふやけている KT88に対して 6CA7が
締まって力強くて良いのですけれど スケール感
余裕 音の美しさで KT88が勝っていました。

ソースによって 相性が違うことを発見。
これに シングルアンプの三つどもえで 充分に
楽しめます。

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