| TU−875の音は 濃くて彫りが深くてよいけど
何か ザワザワしているし ダイナミックな中低音も
時に癖がある。
それで FRのアッテネーター AS−2にしてみる
「おお、 なんて素直 音の余裕が違う。ベースは
弾まないけど その分タッの表現や伸びが違う。
ピアノの音は煌びやかさが減退するけど その分
懐の広さ 音のやさしさ 余裕がぜんぜん違う。
これは アッテネーターの方が クオリティーは
上だ」
こう 思っていて アキュフェーズのC222に変更
「何だ 結局メーカー製の出来のよさを確認しただけか。
875のウッドベースは やはりピーク感があって
癖っぽかったのだ。伊達にアキュフェーズは高くない。
スケールから 音場の広がり深さ ともに TU-875の
及ぶものではない。
アッテネーターに比べ ボーカルの口は小さいし
息つかいが分かる、ウッドベースはC222が一番。」
そして TU−875にもどして ガッカリするかと
思いきや
「な〜んだ ピアノの音の粒に厚みがあるのはコレ。
癖はあるけど これまた結構。ピアノの右手の輝き
はこれだね。確かに中低息はほぐれていないけど
ドラムのリアルな感じはこれだ。シンバルも
いい音しているじゃない」
と 三者三様 堂々巡りを楽しめます。
改めて感じます。プリは音の構成を決める きわめて
影響力の大きいステージであることを。
どの空気感 音の濃さ 彫りの深さ 音場の展開
レンジの広さ 音色を選ぶのか?
その人の個性 使っている装置 聴くソース その全ての
相性が絡んで 選択はそう簡単ではなさそう。
改めてアンプの音で spの音や 好みの音を出すこと
は可能なんだと感じたしだいです。
KT88 pp という すばらしいアンプを手に入れた
今 プリアンプで遊ぶ余裕があることが幸せです。
貴方はどれくらい把握されていますか?
3万円のエレキットプリ 数万円のアッテネーター
石プリアンプ そして 100万円級のプリアンプの
音の差
アッテネーターは比較試聴用として 確保しておくと
よさそうです。
アクセサリーやケーブルの違いと違って ダイナミックに
本質的に違うので 比べて分かりやすく楽しいです。 |
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