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[3247] KT−88が我が家に来たゾー返信 削除
2006/3/20 (月) 23:17:15 kitatanuki
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改めてはじめまして。

このところ、我が家の試聴室ではスタジオで使っていたdbx
社の業務用モンスターアンプを使っていました。
その巨大アンプは、球だ石だという垣根を吹き飛ばすほどの
見事な音質でしたが、ある日突然故障してしまいもうどうに
もなりません。予備のアキュフェーズの古いプリメインに繋
いでも寂しい音でもう聴く気になりません。

それで、わんこさんの家でご機嫌に鳴っていたKT−88を
思い出し、KT−88中国製アンプがMJ誌で絶賛されてい
たので念のためヤフオクを覗いたら、何と出品されているで
はありませんか(回路はプッシュプル)。

えいや!と落札して、今我が家で朗々と鳴っています。真空
管メインアンプの音は、思ったよりも元気が良くて、オーケ
ストラなどを生演奏を思わせる迫力と生々しさで石のアンプ
以上の立ち上がり感が得られるのにびっくり。

それに、聴感上の帯域が狭いので、かえって必要以上の倍音
が消えるので自然です。ただ、思い切り低音の入っている鬼
太鼓座のようなソースでは、超低音は出ないし太鼓の皮が緩
い感じでダンピングの甘さが露呈するのも事実です。
真空管あんぷというのものは、実に不思議な魅力を持ったも
のですね。50W足らずの真空管アンプが、30センチウーハー
の小型スピーカーを、38センチ顔負けのスケールと迫力で鳴
らしています。

わんこさんは、真空管プリアンプの製作にトライされたよう
ですが、プリを広帯域で物理特性のよい石のアンプにするか、
プリを球にしてメインアンプを石にしてドライブ能力を高め
るかは、難くも楽しい悩みですね。

電源の巨大な石のアンプの音は、あそこが良いここが悪いな
どと言わせないほど、ほとんど完全無欠と言ってもよい部分
があるので、一種の麻薬のようなものです。くだんの業務用
アンプの修理ができたら、やはり球のアンプでは物足りなく
なるとは思っていますが、中国製KT-88アンプはC/Pは思
い切り良いのは間違いありません(定価15万)。

来月、無謀にもJBL4343が狭い我が試聴室の住人になりま
すので、KT-88とも併せてお聴かせできるようになったらご
連絡差し上げます。

sutou@yel.m-net.ne.jp



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