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[3355] 重い腰をあげた!返信 削除
2006/5/7 (日) 18:34:03 わんこ
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途中 屋根裏の掃除を手伝わなければならなくなって オーディオは中断。
そこで整理したら F−15Lのチャンデバがあったり
パーツがあったり。その中に ウーファーBOX制作依頼
した時のダクトが8本あった。

そうだ 私はずっと避けていたんだ。
ウーファーのダクト調整。
当初 ラフトクラフから届いたのは画像手前の長いダクト長
25cmのと奥右の15cm
制作者に任せた部分もあり、長すぎるのでは?と分かりつつ
後で短くして調整するつもりだった。
それが リアダクトにしてみたりして
http://wanko.cside8.com/FBBS/cyclamon.cgi?tree=s2311#2311
そこそこトライしてみたけれど 実際に長さを調整するまでに
至っていなかった。

もちろん測定はしてみた。
測定もウーファーの軸上だと 凄くフラットになる。
それがホーンの高さ そして試聴位置になると
全然違ってくる。SPを広い方向に単独で立てて
測定してみたりした。

実際にヒアリングしながらのダクトのcmでの調整は
やっていなかった。それができるのが自作のメリットの
筈。単体ではメーカー製は完璧でしょう。でも実際の
リスニングルームでは別、きめ細やかな設定ができるからこそ
自作SPのメリットがあるんでしょう。

軸上ではフラットでもリスニングポジションでは気になっていたのが
100hzのピークと、200〜400Hzくらいの落ち込み。
もちろん 部屋の天井の高さのピーク等もある。
そんなことが分かっていながら 面倒で逃げていた。
それが JIMさんのD130の素晴らしい鳴りっぷりを聴いて
無視できなくなっただけなんだろう。

 低域は 音の礎

欠点と分かっていながらやっていなかった。ずっと気になっていた。
やっと重い腰をあげました。

**

まずは 軸上で測定 やはり ウーファー上では60Hzくらいまで
フラットだった。でも少し上になると中低域が落ち込む。

それで ダクトを外して

画像の様に スリットだけにしてみる。片方は現状の15cmの
ダクト(板厚を含め17cm)が装着してある。
低域が軽い。そして中低域の量感も豊か、低域の響き見通しが良くなる。
ピーク感はあるもの この開放感が欲しい!
最低域は弱くなっている。

そこで メーカー純正のエンクロージャー 620Aを
思い出してみる。多くのプロやマニアが604システムで使ってる
最も実績のあるウーファーBOX&ユニット。それが悪い筈がない。
あれは小さい様で実は250Lちかく内容積がある。
それを我が家では幅が大きくて持ち込めないから エンクロージャーを
作ってもらったんだ!それを忘れていた。

あれはバスレフポートでなくてスリット。大きさは28cm×6cm。
結構大面積。168cm×2もある。直径15cmの円の面積だ。
板厚のダクトとすると 計算では45Hzくらいになる。
http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/bassreff.htm
↑こちらのHP様を参考にさせていただきました。

416−8Aは foが25Hzと低いけれど実際にそんな
低い音は出ない。A7のエンクロージャーも50Hz以下は
出ない設定で造られている。
それはたぶん 低いダクトで駆動すると 中低域の音が落ち込み
質感も暗くなるからではないだろうか?
最低域を捨て コーンの動きを抑制し過ぎず 軽く鳴らす
ことによってホーンと音色を合わせることが優先されるのだと思う。
私はそれを見習うべきだったのに・・・

我がBOXでスリットだけにすると確かに抑制が効かなすぎる感じが
する。でとりあえず、ダクトの共振周波数を30Hz前半
と言う数値は捨て、40Hzくらいにしてみる。
予備の長いダクトを切り画像左上のダクト長7cmくらい
にしてみた。

ダクトを外した爽快感は減退し、トータルの低域の量感は
減るけれど ピーク感がでず 下に伸びる感じも良い。
測定すると ダクトを外したスリットだけだと60Hz
くらいから下がストンと無いけど 7cmダクトだと
結構出る。

まず解決の糸口が見えたみたい。

それにしてもなぜ 今までやらなかったのか!
アコースティックな低域の調整。

これをやらずして

ppアンプとシングルアンプの低域の制御とか
プリアンプの低域の鳴りっぷりとか
パソコンオーディオとクロックの音の差とか
折角お持ちいただいた A−20とデジタルアンプの違いとか

語る資格があっただろうか?

もちろん 違いは分かる。でも・・ クラシックが豊かに
鳴らなかったじゃない。ボーカルが強すぎたり 音量が大きいと
刺激が強かったり。
それをオフでは みんな 我慢し許容した上で、
耳をイコライズして聴いてくれていたんだ。
申し訳ない。

自作SPの場合 大きな落とし穴があると思います。
バックロードホーンだってそうだった。でもあれは
低域がまとまれば 基本的にはフルレンジ。あのときの音は美化
されているけれど ワルツフォーデビーがもっと美しく ライブの
雰囲気が分かった。とんでもないバランスには鳴らない。
もちろん高域が美しく鳴るまでは大変だけど。

ウーファー領域を有る程度制覇せずして マルチアンプだの
ネットワークの調整だの やらない様にしよう。
ピーク感のある低域には刺激のある高域をマッチさせて
しまう。量感が乏しいと他で補填しようとしてしまう。
フルレンジはレンジが狭くたって 音楽は聴ける。
バランスが取れているから。

バランスを取るには アコースティックには最も難物の
低域をしっかりさせることが大切なんだよね。
SPの高さを10cm、20cmあげただけで 音の世界が
激変してしまうとおり。

長々と済みません。

これだけの物量を投入したSP。
59800円のプリメインアンプでも 素晴らしい音で
鳴らないといけないと思う。
メーカーの設定を学んで ちょっとトライしてみます。

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