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[3627] この違いを どう表現したら良いのか?返信 削除
2006/6/29 (木) 17:06:31 わんこ
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SVC200
のページで報告させてもらったとおり、最近60年代、
70年代、80年代前半のヨーロッパの双三極管 12AU7を使っています。
音が大きく変化し 喜び 多少当惑しています。

プリに使ってみると カートリッジを変えるより大きな差、
アメリカフィリップスの球に対して 冴え渡る高域の抜け
音の透明感 前後感 鮮明になって 艶やかです。
これぞ球プリの美しい高域 とでも申しましょうか。

BRIMARは ブツブツと音が出たと連絡したら、快く
交換してくれました。とにかく音が素晴らしい。

その後ピナクルにして ハムのノイズがより小さくなり
カチっとした音で安定感が感じられる音になりました。
高規格品は ノイズとかでも有利なのが実感できます。

音は BRIMARの方が危うげだけど ストレートで
快活で面白いかもしれません。
気持ちいい音だなぁ これぞオーディオしているプリアンプ
の音。


 一度 エレキットのTU−875 に戻してみると・・

 もう 二度と戻れない世界に来てしまったのが分かり
 ました。オフで聴いてみてください。それくらい
 SVC200の音は凄く良くなっています。


さて その後 DUMONDをKT88の12AU7に
交換してみました。この違いは他も一緒に交換してしまった
ので単独の効果をそれ程感じませんでした。
しかし 中高域の張り出しが強くなって鮮明な感じが
上回っています。A3500大幅改の6CA7ppとでは
中高域の鮮明さ 音の前後感で KT88がかなり良いです。
多少音がワイドレンジで散漫ですが 面白みはKT88。
これに中低域のしまりと強さが加われば・・・


今日時間が取れたのでオーディオしました。
弦楽器がとっても綺麗。 五嶋龍さんの バイオリンに
しびれます。ボーカルも ややモワっとしていたのが
くっきり縁取りで 浮かび上がる。
声が出るときの喉の形が分かる感じ。
ピアノの真ん中が滲みが減って質感があがる。

高域の情報量の多さは何だ!
それに対して 低域が多少物足りなくなってきました。

さて こうなると KT88の前段の12AX7も
交換したくなる。

http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k35086991

こちらの 軍用のマークの無いタイプ 旧TESLA E83CC Gold pinを
お願いしました。2本で12000円 大人買いならず青年買いだ(笑)
ゴールドメッキのピンに 中身の造りがカチッとしている。
これは 造りが良いです。見ても美しい球。

早速聴いてみました ・・・・  ああ ・・・

何てこった! まだ フィリップスのペアに戻していない
ので 確実ではありませんが、KT88アンプが別物
になってしまったようです。

前段の球で これだけ変わるものなのか。
家内に 五嶋龍のCDや 他を聴かせた。

「もの凄く 艶っぽい綺麗な音ね。」
「とても大きな音なのに 五月蠅く感じない」

実は 音量はそれ程大きくないのです。SPのセンターで
聴くと 中音から高音のビームが顔に当たる感じで
ボーカルが 弦が 迫ってきます。高域の鮮烈さは
今まで我が家で最高です。

12AU7 12AX7 普通のメーカー製のアンプは
比較的新しい廉価な球を使っています。たぶんコスト
以上に安定性や信頼性が高いからでしょう。
でも 今回の差を目の当たりにすると、つまり

球の変更で アンプが変わってしまう

これを皆様承知されているんでしょうか?
オーディオ雑誌の記事でも 既製品のアンプでは
12AU7やAX7の球のメーカーをそれ程論じていません。
「別物になるのに・・・」

私は2A3 300B 6CA7で 前段や出力管を変えて来ました。
今回のは 以前にも増しての大きな変化でした。
帯域バランスのみならずクオリティー的に変わる感じがします。
特にプリは 2つしか球を使っていないので変化が大きい。
もちろん 300Bでも WEとEHでは 帯域バランス
も質感も違うんですが・・
単なる好み と言われればそうなのかもしれませんが
どうも違うなぁ 規格が違うんだろうか。

まだ使い始めて偉そうだけど、12AX7とAU7
を使っている人には体験してもらいたいです。

球アンプ 面白い。青年むけ

今のKT88を聴くと 他のアンプへの興味が無くなって
きました。
オフで聴いてやってください。


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