| ▼ わんこさん
スタンゲッツ、聴いていただいて有り難う御座います。
この盤は、現在、出回ってる物はデジタルリマスター
がなされたバージョンが中心なんですけど、確かに、
低域が多い感じがします。自宅の12pのフルレンジ
でも低域がだぶつき、もたつきます。アナログ原盤の
印象に近いのですが、全く同じではない。
この盤のバンドアンサンブルは微妙です。名演ですけ
ど、ボサノバとして成立しているかは疑問。ジョアン
ジルベルトは「こいつ(ゲッツ)は“ボサ”が分かって
ないなー」と嘆息しながら、我慢しながら演奏してたか
も知れません(笑)。
仰るように大口径とか大音量には向かないサロン的な
音だと思います。ボーカルとギター、ちょっとのピアノ
と言うミニマリズムの音楽。ささやくような歌声を小
規模な装置で近接試聴と言うスタイルが相応しいのだ
ろうなあと思いました。
> スタンゲッツ レコードで スヌーピーが描かれている
> のを持っています。あの人って 力を抜いていると言うか
> 何となく本気でやらない と言うか 演奏に煮え切らない
> 感じがしていました。ところが どこかで聴いたレコードは
> 凄かった。ボサノバを聴くと こんな感じの人なのかなぁ
> と思います。
クールジャズって言うんでしょうか。こう言う温度感
の高くないひんやりした音は嫌いではありません。汗の
飛び散るホットな奴より好きです。この録音の爽快感の
あるブローは、意外と反応したりします。私は黒っぽい
ジャズよりも白人系のこう言う音が好きなのかな。
★追記★
装置と音楽って相性がありますね。やっぱり自分が好きな
音楽のジャンル/形態に合わせた装置を構築してしまう。
現在の自宅のシステムは“自分が聴く音楽”に、ある意味、
最適化してるのかも知れません。もちろん万能ではない。
|
|