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[3923] アンプの音の差が返信 削除
2006/10/12 (木) 12:48:38 わんこ
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LS−800は 説明されているところがあれば
いずれリンクを張ります。
こちら様のHP
で説明があります。

若い方は分からないかもしれませんが、当時は色々なメーカー
から気合いの入ったSPが売りに出されていた時代でした。

トリオは比較的地味で大きなSPでヒットがありませんでした。
このLS−800は 当時御法度?とされていた 箱の真ん中に
ウーファーをマウントしたのです。バスレフのダクトが当時としては
数少ないリアマウントで 出口も逆ピラミッドみたいに
なっています。
リアの面がピラミッド状に凹んでいて 凄く強度が上がっています。
カチカチのエンクロージャー。

もし機会がありましたら 是非聴いてみてください。

さて 音の方も30分聴いて色々と分かってきました。
普段私は 普通の能率のSPであれば 真空管であれば
ppアンプが良いだろう と思ってきていました。

それで 300BからKT−88ppにチェンジです。
低域のレンジの伸び しまり カチッとした音を目指します。

確かに カチッとして 低域はしまります。余裕が増えて
滲みが減る。

でも何となくつまらないのです。特に往年のジャズ が上手く
鳴らない。中域 中高域が張り出さないんですね。
普通の凡庸な音になってしまう。 これは 我が家のメインのSPでも
似た傾向があります。ただ メインのSPはホーンで
音が向かってきますし 鳴りっぷりがよいので ppでも
良さが充分に感じられます。

ところが LS−800はppだと より面白くなくなる
のであります。たとえが悪いですが 先日の オフで
フルレンジに パイオニアのM4をつないだような音
とでも申しましょうか オーディオ的には音数も多いし
良いのですが 音に抑揚 ダイナミックさが足りない感じ。
活きが良くないのであります。

LS−800は高剛性 タイプ それでいて 平面スコーカー
ツイーターの低歪み穏やか系ですのでやや 音も平面的に
なりがちだと思われます。

アンプにてダイナミックさ 毛羽立ち が出るタイプでないと
色づけが少なすぎて面白くないと感じました。
五嶋龍さんの バイオリンの勢い 音の毛羽立ち 倍音の伸び
はち切れんばかりのダイナミックさがホーンには到底およばないのは
勿論として ロジャースのLS3/5Aにも 微細な雰囲気で
負けてしまう感じです。ただ スムースに音がでて ロジャース
より音量が大きいと俄然広大な音場とともに 威力を発揮してきます。

アンプに関しては 超極上のシングルアンプ が良い
と思われます。

低域もバンバン鳴ります 12畳くらいの部屋ではパイプオルガンが
部屋を揺るがします。
ただ 良く聴いていると 15インチウーファーみたいなスケール感は
どうしても物理的に出ません。

最初は 音に欠落感が無いしつながりも良いし 音場感も
良いので、しばらくメインをも凌駕してしまうか?
と思うくらいでした。

我が家で使ってきたSPでは LS3/5A インパルス15
NHT TD500 それと比べても やや上回る点が
多いことは確かだと思います。
ギャンブルで買っても絶対に損はないと思います。

とにかく 音が良いです!

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