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[4114] Re2:アンプの駆動力返信 削除
2006/12/8 (金) 19:06:44 meitei
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▼ かきんさん

ホームページを拝見しています。金沢で6年間の
大学生活を送りましたので(お城の中でも勉強し
ました)、オーディオの話題ももちろんですが、
話題に現れる地名に懐かしさを感じていました。

オーディオ趣味と言うのも憚られる小規模な装置
で、主に小口径フルレンジ+管球シングルアンプ
を使って、60年代ポップスをニア・フィールド
で楽しんでいます。

“駆動力”の話題は頻出するのに、明確な定義が
なく、いわゆる評論家のお話の方向次第で曖昧な
まま、用いられて歯がゆく思っていました。

> 私が所有している真空管アンプでは2215Bを鳴らし切れず、
> 低音がぼわ〜んとなってしまう。
> MC-2500では、制動がかかり、ぼん付が問題ないレベルまで
> 押さえられる。
> MC-2500以前は同じくマッキンのMC-2205(200W+200W)
> を使っていましたが、深く沈むような低音感が
> 出ませんでした。アンプを替えただけでその変化が
> 現われました。
> その前は、日本の某アンプメーカーのP-370という
> アンプでした。(同じく200W+200Wの出力だったと
> 思うのですが)ただ、低音が出ているだけでした。
> 音楽性が、乏しかったです。(これは好みの問題で出力の
> 問題でないかもしれません 話しをややこしくして
> しまいました。)


今回のお話の流れですと“低域の制動力に効く力
:フォース”と言う事になるのでしょうか。瞬時
電流供給能力とかダンピング・ファクターの大き
さが効果を発揮してるんでしょうか。大規模構成
アンプの電源の充実も効いているんでしょうね。

> また、つい最近面白い事例が有りました。
> 私のHPに出てくる(11月4日)の栗スピーカーの
> 視聴会を私の4機種のアンプで行ないました。
> http://www.okamoto-arch.jp/audionews05.htm
>
> とあるCDのベース音が真空管アンプではコイルが
> 擦れてがさがさいってしまいますが、
> MC-2500では、ちゃんと鳴ってしまうんです。
> たかが耐入力15Wの8cmスピーカーでも
> 低音に関して出力の大きいアンプは有利なのだと
> 感じました。
> アンプの最大出力に近づけは歪みが、多くなるので
> その当りが影響しているのかもしれません。
> それと、コーン紙を正確に動かす制動力も
> 影響しているのかもしれません。


このユニットはDIY AUDIO SA/F80AMGだと拝見し
ました。私もこのユニットをバックロードで楽し
んでいますが、現在の視聴環境ですと、常識的な
音量では、DF=2.5の6V6シングルでも音楽を楽
しむ事が出来ました。ユニットを入手したお店で
は「大きなダンピングファクターを持った、大型
アンプでないと鳴りません」と言われましたが。

この辺りの違いは、何をソフトに選ぶか、どう言う
環境で、どの位の音量で楽しむのかと言った、個々
のオーディオ環境の違いで大きく評価が変わってし
まうオーディオ趣味の難しさなのかも知れません。

> オーディオは科学の産物ですが、オカルト的な
> 部分や迷信のような部分もあっていいのでは
> ないでしょうか。だって、何を替えても音が
> 変わってしまうのがオーディオ。
>
> 同じシステムを使っても同じ音が出ないところに
> オーディオの面白さがあるように思っています。
>
> 音が見えたらつまらなくありませんか。
> 想像力を駆使してボケの予防にオーディオは
> 役立つと思っています。
>
> 参考にならない発言で申し訳ない


今回はビギナーの素朴な疑問に真摯に向き合って
いただき感謝しております。

オーディオ趣味の曖昧な部分とか神秘の部分を
否定するわけではないのですが、原理とか理屈
にも拘って、これからも楽しんで行きたいと思
っています。自分なりに理解して、クラフトを
楽しむ。この趣味の醍醐味の一つだと実感して
います。やっぱりオカルトはまずいと思うので
あります。



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