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[4380] カートリッジ聴き比べ返信 削除
2007/4/22 (日) 10:53:15 わんこ
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久々にカートリッジ聴き比べをしました。

こちら様のブログ
を見ていたら、私の好きなジョールイスが話題に乗っていた。
その中で、「再生音が良くなければ音楽は感動が減退する。」

おっしゃるとおりだと思います。何で感動するか?
私はオーディオオタクだからかもしれませんが 音そのもの
の良さに違いないのです。

私が聴いたののはこちら↓

http://wanko.cside8.com/FBBS/cyclamon.cgi?tree=c4245
1984年 ニューヨークの教会での録音。
ピアノの他に、バイオリン、ビオラ、ギター、ベースと弦楽器
がサポートしている。

音の響きが柔らかく 下手をすると モワ〜っとしたつまらない音に
なりがち。アタックよりも響きの良さで気持ちよくなる音 演奏。
それと音量が大きくてもちっともこのレコードは良くきこえない。
一般家庭で普通に再生して 楽しめるのが ◎です。

我が家ではアナログレコードの方が ピアノの音像がちょっと小さく
まとまり CDで左右に肥大化し過ぎるのを防ぐ。
響きの綺麗さを演出するカートリッジの鳴き、脚色が
雰囲気を増加させていると思う。レコードが良い。
CDで肥大化しているベース類の音も ちょっとコリっと
きたりして。

さて 聴いてみます。



最近使っているDL-103R 中低域が厚く ダイナミック。
ちょっとレンジが狭い感じがする。500Hzくらいが響く感じで
ピアノの右手の輝きが シンとした響きが 今ひとつ足りない。
安心して聴ける音。トランスは使わず テクニカ激安フォノイコのみ。



我が家の数少ないMM シュアーのTypeV ワイドレンジで
癖が少なく 安定したトレース リファレンス。
でも 何だか今日は調子が悪い。私がMMカートリッジに抱く印象
そのもの。平面的で ダイナミックさが足りない。
音が前に出てこない。
穏やかな性格が この穏やかな録音と相まって 活きの良さが
足りなく感じた。最近はジャズでも良くなっていただけに残念。



私の大好きな AT-33VTG。輝かしい高域 音が前後に引き立つダイナミックな音。
低域もパワフルで しゃくれ上がった高域とマッチ。
シュアーのTypeVとは正反対の性格と言えよう。
でも 高域に歪み感がある。カートリッジをボヨーーンと
レコード盤に着陸させたのが悪かったのか・・
これが絶好調だとCDより楽しいんだけど。
CDと音量が全く同じなので 同時再生して 比較試聴して
高域が歪むのを確認。ダメだ。今度は 33PTGを買おうか
それとも無理して33Rを買うか?

あのですね、一言いいですか?10万円を超えるカートリッジ
趣味だから良いんだけど 私はどうしても買えない。
どなたかが、「カートリッジは一晩の飲み代が限界」
考えてみれば 飲み代に数万だせて カートリッジに10万
出せないとは情けないけど、フォノイコライザー アンプ
SPと比べて 10万のカートリッジは私には厳しい。
食指が動かない。 こう 感じません?>見ている方
テクニカは良心的価格設定 それだけで使いたくなる。



SPU いいなぁ ピアノの響き 倍音がとても正確な感じ。
余裕と美しさ 独特の世界。トランスを介した方がパワフルで高密度だけど
トランスを通さない 素直な音が この録音にはマッチする。
えっ そんな筈ないって? 今日の私はこう感じました。
SPUをパワフルにでなく 響きの美しさを引き出したいと思ったんです。
音場が広く 空間が広大に感じるのが良いところ。教会の雰囲気が伝わって
くる。
ただ 寿命なのかちょっとハイ落ちなんだよなぁ・・



デッカ登場。左チャンネル音が出ず(T_T)
聴いた瞬間 元気がよくて おおっ と思う音がでるのが
デッカの良さ。う〜ん もう一つゲットしよう。



最後に古いDL-103 も登場させてみる。シェルが16gと重いので
音が何となく重い(プラシボだけじゃないよ)。輝きが足りない。
何となくディプレスされた感じ。でも中低域が響く 103Rより
自然な感じもする。DL103も再度検証する必要がありそう。

ピアノの音は難しい。ピアノ自体の響きとホールの響き
それと 今回は ビオラやギターとの競演。
2曲目を聴いてみる。ギターがしっかりと聞こえるか
ベースが出しゃばらすしっかり存在しているか?

何の変哲もないつまらない音に聞こえたら それは 貴方の
再生系に問題があると思うのです。
それと ディスクトップオーディオのONKYOボード&
ミニワン&ALTEC 404の再生音は相当正確で良いです。
フルレンジもお薦めです。


最後にCDとDL-103Rの同時進行聴き比べをした。

CDは音が広がりすぎるのと 低域がやや膨らむけど
カツンとしたピアノの響きは正確。分離がよくクリアー。
DL-103Rは 高域の輝きが足りないけれど CDとレコードの
録音の差なのか 教会の雰囲気が 出るのと弦楽器の粒建ち
毛羽立ち ギターの響きに 一瞬 いいなぁ と思える音が
でる。
カートリッジの癖 なんでしょうけど よい演出に聞こえる。
ただアナログをもう少し本領発揮 グレードアップをしたいです。

今回、不調のカートリッジもあって 音の差が大きく
気に触らないCDの音に 安心感を感じました。



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