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[4538] AT-33PTG でアナログに酔う返信 削除
2007/6/14 (木) 18:35:08 わんこ
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今週も休みが取れず午後に帰宅。
へばって 工作をする気力はない。

家族が居ないので イソイソとオーディオ。
AT-33PTGが来てから レコードが楽しみ。正直CDより
ずっと心地よい音がする感じ。

*プリーズリクエスト*

最初は 管球王国でも試聴レコードになっている オスカー
ピーターソン 中々良い。低域がもっと筋金入りの強さが
あればいいんだけど ピアノが美しい。
そこで MC用のパーマロイ昇圧トランスを使っていたが
外してみる。

するとどうだろう ピアノの密度は落ちて低域も弱くなる
けれど ピアノの音 響きが特に美しい!
それと高域の伸びが良いからか 音場感がより多く感じられる。
もしかして これは良いかも(^o^)

*カンサスシティー組曲(ベイシー)*

音量を出せるのでビックバンド。このレコードは音が抜群。
AT33では迫力が弱いだろうなぁ と思ってかける。
ところが ブラスのハーモニーの時 とても美しいのだ。
高音と中音が別々に鳴っているのが分かりながらも ミックス
された音が綺麗。結構気持ちいい。

ここで SPUに戻す。

ああ 大迫力 ドラムの重さはSPUの勝ち 全然敵わない
でも 今日は迫力一辺倒では私は納得しない。
AT-33PTG+激安フォノイコ直 の音はもっと美しいのだ。
ピラミッドバランスで聞きたい時はSPUだけど 音量を
大きくして 歪み感が少なく 僅か2.5mの距離でホーン
SPを鳴らすとき、違う要求が出てくるのだ。

AT-33PTG ベイシーのピアノが これまたかつて無いくらい
音が綺麗 美しい 良く転がる 目に見えるようだ

だんだん気分が良くなってきた。

*キースジャレットスタンダードライブ*

じゃ ECMの高域の輝かしいライブならもっと良いだろう
と期待してかけたら、意外に高域が大人しい。シンバルがシャキーーン
と響くかと思えば静かだ。変な音になり易いピアノも極めて
常識的 ただ ちょっと平面的な鳴り方?で エレキピアノっぽい
部分も感じられる。これは悪くはないけど期待外れ。

一度MCトランスを使ってみたけどMCトランスもピアノに
少し気になる響きがでて 中域が曇る感じもする。
低域の密度感と言うか重さは良いんだけど 爽やか〜!
ではない。う〜ん・・・

*ウイントンケリー のピアノ(右上端)*

大好きなピアノの音。これが 抜群。今まで我が家で一番
美しく クリアーで 変な誇張 響きがなく 鳴っているのでは?
と思える上出来さ。気持ちいい!

とにかく音が気持ちいい 音の密度 ダイナミックさが素晴らしい。
レコードってこんなに良い音? 50万円くらいのCDPで
こんな音を出そうとしても無理だろう。
正確さとかそんな問題ではないんだ。このウイントンケリーの
ピアノの音が演奏が好き な人は このレコード&PTG&フォノイコ
の音が気に入るはずだ。そして CDをかけてもこの音の満足感は
得られないと思う。

ハリさんにお借りして聞かせてもらった トライゴンのフォノイコ
&DL−103Rの音の美しさ ワイドレンジな感じ 透明感
音場の広がりに肉薄している感じ。
http://dentalbeginners.com/wanko/OTL/OTL.htm
もしトライゴンのフォノイコを使ったら PTGはどんな音が
するんだろう?グレードアップしたくなる。


*シェリーマンのマイフェアレディー*

前にこのレコードを聴いたとき 音が全然ダメだった。
http://wanko.cside8.com/FBBS/cyclamon.cgi?tree=s4186#4186
でも今日は違う。

ブラシで叩くドラムの音 炸裂する中高音 スカッと爽やか
ピアノの音 目の前を音の粒子が飛び散るようでなければ
ならないのだ。今日はこの快感が充分に味わえた。
やはり このレコードは快感があるのだ。これで快感が
味わえないのはどこかに問題があったからだろう。

低域は若干弱い 量はまあまあだけど 筋金入りではない。
SPUに比べると 38cmウーファーが30cmウーファーに
なったみたいな弱さを感じる。でも今日は違う 中域から
上の音の美ししさ 爽やかさ 広がり感で満たされる。
次から次へと レコードをかけたくなってくる。

*MJQスーパーアナログ*

抜群の録音を 好調なアナログシステムでかけるとこんな音になる、
そんな見本だ(JARO警報発令中(^o^))

ビブラフォンの音 素晴らしい 透明でありながら 音が
固まりとなってSPから 飛び出してくる。
密度感があって それでいて爽やかだから 困っちゃう!
普通爽やかな音って紙っぽい薄い音が多いけど ホーンの音は
いいやね。

こんなに良い音を聴くと A12でシステムを造ろうと言う
気力が萎えてしまいます。かまやんさんには悪いけど
我が家は今、東京で一番 音が良いです。ワハハ(^_^)v

*イタリア合奏団 バロック名曲集*

調子に乗って クラシックにも手を出す。

 ・・・

素晴らしい 気持ちいい 我が家の2420+ラジアルホーンで
こんなに爽やかな弦楽器の音がでるんですね。
中高域が抑え気味で ピアノは良いけど 弦楽器の美しい倍音は
難しい?と思っていたけど これなら 相当許容範囲では。
音が美しいとずっと聞いていたくなる。

フラットでワイドな感じ 音場が広く深い感じ これが感じられないと
つまらないけど 結構良いです。これくらいなればみんなが
来てくれたとき 脂汗は出ないだろう。

AT33-PTG+激安フォノイコ は 我が家のシステムの弱点を
フォローしてくれているようだ。

*カンタータドミノ*

最後に名盤。B面を聞く。
う〜ん 思ったほど凄くはない。元々このレコードはそれ程
スゲーって程音が良いとは思わない。演奏もそれ程上手くないし。
(素人判断で間違えていたら済みませんm(_ _)m)

女性ボーカルが中央から若干左によって 可愛らしく立っていて
コーラスが取り囲み オルガンが高く林立する様に聞こえれば
いいんだろうけど 何となく感動が薄い。

慣れちゃったのか 何かいまいちな原因があると思われる。

以前6C33C OTLアンプで聴いた時は、自然な感じがして
このレコードは得意だった様に思う。あのひっかかりの少ない
自然な音が カンタータドミノには必要なのかも。

それに対して ジャズの濃い音 凝縮された味の濃さ みたいなのは
300Bシングルアンプは得意みたいだ。こちらは 大きな松茸が
入った土瓶蒸し。醤油入り
OTLアンプは 上質な白身魚でとった あら汁 塩味だけ
みたいな違いだろうか・・・


話を戻します。私は学生時代 ボンビーだったのでDL−103と
AT−33ばかりでした(今も同じだけど(^_^;))。
その時のDL−103はかなり音が良かった記憶がある。
フルレンジとも相性が良く 中庸の音がしていた。
フォノは最近まで使っていた アキュフェーズのC−222。
AT−33はきらびやかでワイドレンジだった。

その後オーディオを休んで復活してから どうもDL−103が
上手く鳴らなかった。ホーンSP+15インチウーファーを
使い出したからだろうか。
DL−103がホーンSPや15インチウーファーと相性が悪い
なんて事は考えられないけど ずっと釈然としてこなかった。

それが今日のPTGで 低域については解消していないけど
中高域については かなり満足が出来る音が出たと思う。
MCトランスみたいな密度感は足りないけど 爽やかな音が
初めて出た気がします。ちょっとだけまともなレベルの
アナログ出力になったのかな?

AT-33PTG+テクニカフォノイコ 実売価格5万円弱
これは抜群のコストフォーマンスだと思います。
アナログレコードでDL-103で やや不満の有る方
これからアナログをやってみようと思われる方 または
復活させようと思っている方。

爽やかです お勧め〜!



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