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[4998] 音がよいのになぜ?返信 削除
2007/10/3 (水) 20:30:15 kitatanuki
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▼ わんこさん

> バイオリンの音は 不思議と シングルアンプよりも
> ppアンプが良かった経験が多いんです。
> メローに音が流されないのがいい感じです。


弦はPPがいいですか。やはり私めは低音でプッシュプルで
ないとダメだろうかと思います。2A3シングルの嫋嫋とした
味わいも贅沢の部類では欲しいアンプですが。

> meiteiさんも言われていましたが、
> 音楽信号が 泥の中を電子が橋渡しして動くのと
> 真空の中を自由電子が飛ぶのとどっちが美しいでしょう?


言われてみれば、確かに電子が固体中を移動するよりも
空中を飛ぶほうが速いし、自然ですよね。
この理屈は、へ理屈を通り越した説得力がありますから、
美学の領域と笑ってはいられません。
真空管に半田をじか付けして、金田アンプは半導体アンプを
寄せ付けないスピード感を得たのですから。

それにしても、わんこさん宅の300Bシングル+4338の音は
どう考えるべきかと悩んでいます。
たしかに、見事に感動させられる躍動感とネイロで、帯域
バランスも、多少の低音のゆるさはあれど、見事です。
ところが、奥行きがほぼ出ないという現象があり、どうし
て回路が単純で音がよいのに音場がないかが不可解です。

F特やエネルギーバランスに偏りがあれば、音が前に出たり
引っ込んだりして奥行きはでないものです。
もしかしたら、中音がF特というよりエネルギー的に強い
ということなのか、それとも回路の位相が合ってないので
しょうか。
シングルアンプの音の良さがどこから来ているかという問題
に関して、アンプ作りの問題として悩んでしまいます。

売ってしまった中国製KT88のPPでも言えたことは、
中音の豊かさと奥行きのなさでした。あるいは、真空管
アンプの音のよさは、一種の「演出」効果なのか?

真空管アンプの位相管理については、MJの記事等では書かれ
ていた記憶がないのですが、興味もなかったものですから・・。
半導体アンプ記事では、位相補償回路についてよく触れら
れていますが。

もう少しで部屋に山積の書類が片付きそうです。ろくな音
がしてなくて、もう1ヶ月もほとんどスイッチを入れてません。
4343改が弦楽器に弱いのは許容できないわけですが、ミッド
バスの能率の低さが一番の問題なので、間に合わせに4344の
能率の高いミッドバスに、今夜中に載せ替えてみようかと。

それにしても、次から次と用事ができてなかなか趣味が
進みません。何も手がつかないのに、やる前からあれこれ
考えて悩むのも楽しいことです。


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