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[5689] 石アンプと球アンプの音の差返信 削除
2008/4/10 (木) 23:10:20 わんこ
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ワンコインコンサートのCD kitatanukiさんが 録音され
焼いてくださった ピアノのソロのCD。

我が家ではリアルなだけでなく 心地よい音がします。
私はピアノを少しだけですが自分で弾いたので ピアノの音に敏感
です。
自作システムは4338と入れ替えた直後から自作SPの
方がピアノの音は良いと感じていました。
http://wanko.cside8.com/FBBS/cyclamon.cgi?tree=r4958

トータルバランスで4338が良いですし ボーカルや
弦楽器は2420の限界を感じさせるくらい4338は
音が素直でほぐれて低歪みで良かったです。

でも やっぱりピアノの硬さはイマイチでした。

自作SPに復活した時、2420をオーバーホールしてもらい
特性が激変してかえってきたのと共に 音も素晴らしく綺麗に
なってかえってきて ピアノの音がより良くなっていました。

その音を支えてくれていたのが 300Bのシングルアンプであり
300Bppであったのです。

今回 C−280L A−20を使って自作SPを鳴らして
みると 音が堅く中高域がカチットして低域が締まりバランスが
悪いのです。低域の緩い300Bシングル 300Bppと
中高域のメローで爽快な音が自作SPとマッチしていたのであって
4338では それが逆に悪く作用していたのが分かりました。

自作SPは*偶然*アンプの個性と上手くマッチして良い音で鳴っていた
のであって 普通のアンプではそれ程よい音では鳴らない
と想像されます。
私の自作SPが4338に勝った!と思うのは 普遍性がなく
単なる一例に過ぎなかったのでありました。

アキュフェーズのペアも、自作SPではなくまともな
市販SPであれば 印象はかなり異なると思われます。
よって4338は、市販の石アンプや良くできた球アンプなら
もっと良くなったと思われます。

あとフォノイコライザーとしては テクニカの激安フォノイコ
と違いスケール 余裕 音の落ち着き 低域の力感分解能
が違いました。
ただ正直申しますと プリとして6万円以下の単球プリアンプ
そして激安フォノイコライザーの音はそれ程負けていないと
感じました。音の活きの良さ で負けていません。
お得感 コストパフォーマンスでは我が家のフォノイコライザー
プリアンプは 優秀だと感じました。



kitatanukiさんが 私のを聴いて「この生録の音は実際より美音だ」
と言われたとおり 私は美しく気持ちいい音がする現システムで
満足です。
確かに石アンプのペアみたいに オーケストラでの、
音数が多い時の 分解能、低歪み、冷静さ 忠実度が少なく
混濁し 得意ではありません。でもオーケストラってそもそも
生の音みたいに良い再生音を聞いた経験が殆どありません。
音場感を重視したシステムの音はありますが
リアリティーのあるネイロ スケールを感じさせてくれるでしょうか?
再生ソースとしては最も難しいのではないでしょうか?


小さな部屋の中音量のオーディオとしては 小編成をより
リアルな感じで鳴らすのが向いていると思います。

kitatanukiさんは 小さなサーキットでF1を走らせている
疑似体験を求められている様に思えます。
小さなサーキットでは ジムカーナーや 小さい車での
模擬レース 走行会が楽しいのではないでしょうか・・・


今回 よく分かったのは 石アンプと球アンプの音の傾向の
違い。それをどの様に使えば良いのか?
忠実素直系でなく 美音 快感 快音系で楽しむのは
球アンプが良いと思いますし 球アンプの音が引き立つSP
システムを選んできて 私に合っていると分かりました。
でもオーケストラは雰囲気はあるけどリアリティーさでは
上手く鳴らない。

全てが上手く行くことなんて無いんですね。

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